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xyzさん のコメント

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xyz
 アメリカの格差を見、日本の新宿で通りを歩いているとなんだかNYに来たみたいだと感じることがここ数年特に多くなった気がします。多くの人間は明らかにお金がない服装、余裕のない立ち居振る舞い、貧しい外国人労働者の数。なんとも不快な光景です。友人たちの間の価値観も所属する社会階層で露骨に隔絶した感が出てきました。富裕層と貧困層は弱肉強食を好みます。前者は余裕から、後者は生存の為に肯定します。中間層だけが反対できます。まさに国の豊かさは中間層の厚さによって測れるというべきでしょう。
 かつてのアメリカ黄金時代は民主党の政策による所得の分配、中間層の創出による繁栄でしたが今のアメリカはセオドアが反抗する前の財閥支配による貧しいアメリカそのものです。そして民衆を誤魔化すフロンティアはもう世界のどこにもありません。日本人は良くも悪くも昔ながらの共同体を維持してきました。ここから変化する先がアメリカでは衰退するばかりでしょう。生活が向上するメドがまったくないのでやる気が皆無な労働者、代わりの移民はいくらでもいるので抑圧する経営者、困窮した国民に興味のない政治家たち、こんな国がマトモなわけがありません。
 日本人はTPPにせよ、原発にせよどんな社会に、どんな生活が送りたいのか国民の間で議論をし合意形成を図るべきでしょう。官僚の甘言、政治家の虚言なぞどうでもいいのです。どうしたいのかを自分で決められる時代に生きているのですから。
 実力主義がどうだの、国益がどうだのはひとまず脇に置いておけばよいのです。サー残がやりたいのか、夕食を家族と食べたいのか、妻と子供がいる生活が良いのか、老人が邪魔者扱いされる社会がよいのか、子供が教育を受けれない生活が良いのか、浮浪者だらけの町がよいのか、外国人を見たら泥棒扱いする国が良いのか、つまりはそういうことから政治は始まるのです。
 隣の国は頭がオカシいからオキナワ人はレイプされても俺らの為に我慢しろ、貧乏人は自業自得だ、放射能なんてデタラメを言うヤツは国賊だ!なんて言うのは全然政治じゃないのです。上から目線で人を貶すのは政治じゃないんだよ!人と人がどうやって生きていくのかを決めることから始まるんです。こんな基本も決められないでどうして対外政策なんぞ決められようか。対米自立なぞできようはずもない。
No.7
141ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
各国は薬の特許には独自の認可制度を持っている。健康に対する世論の関心は国によって異なる。  特許を与えるにおいては、どれだけの臨床実験をするのが適当化かは当然国によって異なる。  カナダ政府は米国製薬会社にたいして臨床実験数が不十分であるとして特許を与えなかった。米国製薬会社はこれをカナダの裁判所に持ち込んだが、カナダの最高裁判所はこれを却下した。今度はこの製薬会社は米加自由貿易協定に含まれるISD条項でカナダ政府を訴えた。その額なんと一億ドルである。  2012年12月7日カナダ紙グローブ・アンド・メイル紙は次の報道を行った、 米国製薬会社大手イーライリリー社は北米自由貿易協定に基づく異議申し立てに着手、同社の特許を無効としたカナダ法廷の判決に1億ドルの賠償を請求した。 これは最近続いているNAFTA第11章に基づく一連の申し立ての最新のものである。 別の報道は次の説明を行っている。 「
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。