changeさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
米国国民は、バイデン大統領のアフガンからの米軍撤退を支持している。 ただし、バイデン大統領等はカブールがこう簡単にタリバンに制圧されると想定しておらず、混乱を招く。特に米国人の撤退を大使館屋上から行う姿は、サイゴン陥落を彷彿させ、激しい批判を受けている。トランプはこれを攻撃。 米国大統領の支持率が下降中であり、支持が不支持を下回る可能性も出てきた。 A-1 アフガニスタンからの米軍撤退に対する世論調査 Quinnipiac 大学5月 18-24, 「バイデン大統領は9月11日までに全軍撤兵を決定したが、この決定に対し、 支持: 62 %、不支持 29 %、不明 9 % A-2 トランプ元大統領の非難 トランプ前大統領は、支持者向けのメールマガジンで「バイデンは、アフガンで現在起こっていることの責任を取って、不名誉な形で辞任するべきだ。私が大統領に再選していれば、こんなことは起きなかった」と発言した(
米国は、アフガン人兵士に対し、米国製兵器で訓練してきたし、日本なども警察官の教育に力を入れて、女性警官などを多く育成してきた。
問題は、アフガニスタン人が、自覚してタリバンに対応できる能力を獲得できたかどうかであり、その点がクリアーにならなかった。アフガニスタン人は自分たち政府軍がタリバンに対抗できるといったのであろうが、信用のおける自覚から発した言葉ではなかったのでしょう。
中東だけでなく、アフリカも同じようなもので、民主主義にこだわるのでなく、独裁主義の方が国をまとめやすいということが多い。何故なら、民主主義は時間がかかるし、経験しなければ、実際に機能しないし、個々人の能力を生かす機能が作用しないのでしょう。
今後、独裁的方向に世界が動いていけば、国民主体の左方向の独裁ではなく、一部階級階層が優遇される右方向の独裁が多くなっていくのではないか。好ましい方向ではないが、国家システムが、常に相手に対して、上位か互角でなければ、経済的にも軍事的にも対抗できないでしょう。日本は好む好まないにかかわらず、方向性を明確にしていくべきでしょう。米国的独裁をとるか、中国的独裁をとるかが分かれ道に差し掛かっている。
Post