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フレデイ タンさん のコメント

この時代のもう一つの流れも無視できないように私には思えるのです。

フランクリン・ルーズベルト大統領は共産主義者よりファシズムを危険視してました。ナチスと必死に戦うソ連共産党には多大な援助をしています。一方、この米国には強烈な反共主義者がいました。彼らはウオール街にアジトを置きナチスに公然と資金援助を行っていました。ヂュポン、フォード、ロックフェラーたちです。ロックフェラーに至ってはナチスに石油を地中海で供給してました。その仲介で有名なのが泣く子も黙るダレス兄弟です。弟のアレン・ダレスはナチスとワシントンの二重スパイをも行ってます。イギリスでも対ナチスでは米国と似たようなものでした。イギリスの多くの貴族は反共のナチスにシンパシーを持ってました。

チャーチルが欧州戦線に米国を参加させる真の目的はナチスではなくソ連共産党を撲滅させる為でした。米軍をフランス海岸に上陸させベルリン陥落に間に合せ、その後かさず米軍をソ連軍にぶつけることを考えていました。そして実際に、チャーチルは恥もかき捨てと思ったのか、米軍トップにソ連軍と闘おうと提案してるんです。勿論、一笑に付されましたが。

台湾有事是日本有事と勢いずく安倍元首相。チャーチルのつもりなんだろうけど、阿片戦争以降、アングロサクソンと闘って来た中国人はびくともしません。一方、米国は日本全体を対中特攻隊に仕立てようとしているのは間違いない。もっと勉強しなくちゃ。日本人は。

No.1
29ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。