過去にこの欄に何度か書かせていただきましたが、当時、米国内には欧州の戦争に参加すべきでないとの世論がそうとうありました。この代表的勢力がまさに「The America First Committee (AFC)、アメリカ第一委員会」であり、その広告塔が大西洋無着陸横断飛行(1927)で有名なリンドバーグでした。真珠湾がすべてをぶちこわしました。あとの祭りですが、日本はかれらと連帯すべきであったわけです。
ロックフェラーが反共だというのは大嘘で、孫崎さんがときどき引用するハーバート・ノーマン(GHQの対敵諜報部調査分析課長、GHQで日本国憲法起草に影響力をふるった政治家、共産主義者)は太平洋問題調査会(Institute of Pacific Relations, IPR)というロックフェラーがうしろだての組織の主要人物でした。
ルーズベルトとその周囲にいた共産主義者(ゾルゲや尾崎秀実にも至る)が日本を周到に真珠湾においこんでいったというのは、こんにちかなりの真実性をもって語られています。真珠湾攻撃には、チャーチルだけでなく、スターリンもおおよろこびしたことでしょう。
ロックフェラーが反共だというのは大嘘で、孫崎さんがときどき引用するハーバート・ノーマン(GHQの対敵諜報部調査分析課長、GHQで日本国憲法起草に影響力をふるった政治家、共産主義者)は太平洋問題調査会(Institute of Pacific Relations, IPR)というロックフェラーがうしろだての組織の主要人物でした。
あるいはこう言った方がいいのかもしれません。ロックフェラーも共産主義も、「imagine」の世界を理想とするのだと(もうすぐジョン・レノンの命日ですが)。だから、たとえば今なら米国と中国とが結び付くことができるのです。(もちろん、内部は一枚岩ではありません。いまなら、習近平がつぶされるかどうかが見どころでしょう)。
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