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りゃんさん のコメント

もう忘れているヒトビトも多いのかもしれないが、トランプのもともとの対中経済政策は、(中国政府から中国企業への)不公正な補助金の禁止、米国からの対中輸出の増大による貿易不均衡是正、米国内への工場の回帰等々であったとおもう(まだあったかもしれない)。

その後の紆余曲折(最大のものはバイデン政権にかわったことだが、ほかにもチャイナ肺炎の流行や台湾問題の危機化など)をへても、こうしたトランプ政策をバイデンが否定したと聞いたことはない(バイデンにはバイデン流のやりかたがあるとしても)。つまり、米国の対中輸出増大は、一貫して米国にとって望ましいことであり、今後もいっそうの増大は歓迎なはずであり、データを見て驚くようなことではないとおもう。

ただし、かりに中共が台湾に手を出したら、貿易自体がどうなるかはわからない。もっともバイデンは大統領選挙のときから中共べったりだといわれていたし、人権問題など、とくに中共にはもっとも「効かない」。それもオリンピックは「外交」ボイコットだけである。本気で制裁するなら金融制裁をする(ロシアにはやっている)。

以上を要するに、米国(バイデン政権)がどこまで本気なのかは不明であり、各国とも織り込み済みというところではないか。
No.13
34ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。