• このエントリーをはてなブックマークに追加

りゃんさん のコメント

「初恋のきた道」というのはまた優れた邦題をつけたもんだとおもうが、とにかくこの映画をみてからずっとチャン・イーモウは気になる監督だ。(実際は、はじめは、チャン・ツィイーの演技のほうが気になっていたのかもしれない)。

北京冬季オリンピックは開会式は見なかったが、閉会式は見ようとおもって見た。つまらなかった。つまらない原因のひとつは、コンピュータ制御された光、その中の歌と踊り、IOCによる既定の式次第という演出に既視感しか感じなかったからだが、しかし、その枠内では完成度がとても高かったのかもしれない。

もうひとつの理由は、やはり権力との距離感が感じられたからだ。中国のような国では、われわれは、中国の権力がどのようにオリンピック興行に反映されるかというのを、無意識であれ、期待している。それが、間違いなく意図的に拭い去られているとわたしには思われた。この結果、次の権力が習近平のままであろうと、ひきずりおろされようと、チャン・イーモウは安泰なのだろう。見事な身の処し方だとおもう。

関係ないが、バッハが演説でワクチンが平等に摂種できるようにと言っていた。中国がワクチンに反対などというのは、冗談であろう。
No.6
32ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。