ロシアと中国にどう取り組むかについてはどうも米国の支配層は一枚岩ではなさそうですね。私の眼には次の三つの岩に分裂しているように見えます。

１．ウオール街
２．軍産複合体
３．大手製薬カルテル

上記三つは言うまでも無いがそれぞれ目標が違うのです。１．は何が何でもドルの威信の維持。２．は兵器生産販売利益増。３．はワクチン接種強制に因る利益増。

因みに、オバマ政権発足の誕生は軍産複合体の肩入れが並ではなかったからです。一転して、トランプは上記３つのいずれでもなく、独立独歩のポピュリズムでした。従って、その政策は勝手だったのです。

トランプのコロナ対策に飽きれ果てた米製薬業界カルテルはバイデンを丸抱えし見事に大統領に仕立てたのです。従って、ウクライナ問題は軍産複合体とウオール街の両方とのすり合わせは十分に行われてはいないのです。或いは、ウクライナに関してはバイデンは自らを専門家だと自負して、勝手に進めている感が強いのです。

ロシアは中国、インド、アフリカ諸国、南米諸国から理解され、受け入れられています。金で裏付けされたルーブル決済を表に出して欧米日の制裁を乗り切るでしょう。

この１０年、自民党は中国嫌い感情を育んで来ました。今にも尖閣と台湾を大陸から切り離そうとし始めた矢先にウクライナ戦争が勃発し、ウクライナは窮地に立たされてます。日本人の多くに戦慄が走ったのでしょう。その旋律が熱狂的なゼレンスキー応援に変化するのは当然ですよね。

日本人は今一度冷静になって中国とロシアと何故仲良く出来ないのか良い機会だから考え直すべきでしょう。米国は支配層が三つに分裂してますから今がチャンスです。