記事へ戻る changeさん のコメント change 米国と中國の力関係の分析。冷静な分析が必要なのでしょう。 一番大切なことは、時と状況変化によって、情勢が大きく変わる。一番気を付けなくてはいけないのは、片方の優位な言葉とか状況を組み合わせて状況判断することである。日本の敗戦はそのことに尽きるが、そのことが分かっていながら、中国の立場に立って、同じような状況判断することは避けなければいけないのではないか。 一番気を付けなくては言えないのは、中国の経済状況が大きく変わってきていることである。10%を超えるような成長を続けていないというより、不動産神話が崩れ、不動産を持っていれば財産が増えるという時代が去ったことである。また、重要なことはGDPの中で不動産などのインフラの占める割合である。割合が大きくインフラが期待でなくなればGDPが大きく減少する。物の需要は外部はともかく内部の需要が大きくならなければ生産を確保できない。縮小傾向にあれば、雇用、失業率が壊滅的状況になる。さらに投資が様々な要因から中国から引き上げ、インドなど他国に移すとか自国に回帰させるなどの現象が大きくなる。特に日本は円安が大きく進み、輸出産業の利益はもろに大きくなるし、日本生産の方が中国で生産する方が経営上有利になればその傾向が他国より大きくなるのでしょう。日本は米国、ドイツなどと比べ中國依存比率が高いのでその変化が大きくなり、中国に与える影響は大きいといえる。 一時期の状況は中国が大きな成長をしていたが、GDPが大きく崩れる状況が見え始めれば、外国資本特に日本の企業の中国離れはかなり激しいものになるのではないか。経済における数字の変化を読んでこれからの見通しを見なければならないが、今回のお話を聞いていると過去に何度も聞いた話、しかも中国に好ましい話ばかり、経済の数字の変化を見て判断する必要性を、痛感している。日本人は抽象的な話でなく、数字の推移、変動を見て物事を判断する習慣を植え付けていかなければいけないのではないか。 No.26 30ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 中国研究所主催、日・中・露オンライン対話。ここでの中国側発言①(「一つの中国は国際的に合... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
change 米国と中國の力関係の分析。冷静な分析が必要なのでしょう。 一番大切なことは、時と状況変化によって、情勢が大きく変わる。一番気を付けなくてはいけないのは、片方の優位な言葉とか状況を組み合わせて状況判断することである。日本の敗戦はそのことに尽きるが、そのことが分かっていながら、中国の立場に立って、同じような状況判断することは避けなければいけないのではないか。 一番気を付けなくては言えないのは、中国の経済状況が大きく変わってきていることである。10%を超えるような成長を続けていないというより、不動産神話が崩れ、不動産を持っていれば財産が増えるという時代が去ったことである。また、重要なことはGDPの中で不動産などのインフラの占める割合である。割合が大きくインフラが期待でなくなればGDPが大きく減少する。物の需要は外部はともかく内部の需要が大きくならなければ生産を確保できない。縮小傾向にあれば、雇用、失業率が壊滅的状況になる。さらに投資が様々な要因から中国から引き上げ、インドなど他国に移すとか自国に回帰させるなどの現象が大きくなる。特に日本は円安が大きく進み、輸出産業の利益はもろに大きくなるし、日本生産の方が中国で生産する方が経営上有利になればその傾向が他国より大きくなるのでしょう。日本は米国、ドイツなどと比べ中國依存比率が高いのでその変化が大きくなり、中国に与える影響は大きいといえる。 一時期の状況は中国が大きな成長をしていたが、GDPが大きく崩れる状況が見え始めれば、外国資本特に日本の企業の中国離れはかなり激しいものになるのではないか。経済における数字の変化を読んでこれからの見通しを見なければならないが、今回のお話を聞いていると過去に何度も聞いた話、しかも中国に好ましい話ばかり、経済の数字の変化を見て判断する必要性を、痛感している。日本人は抽象的な話でなく、数字の推移、変動を見て物事を判断する習慣を植え付けていかなければいけないのではないか。 No.26 30ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 中国研究所主催、日・中・露オンライン対話。ここでの中国側発言①(「一つの中国は国際的に合... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
一番大切なことは、時と状況変化によって、情勢が大きく変わる。一番気を付けなくてはいけないのは、片方の優位な言葉とか状況を組み合わせて状況判断することである。日本の敗戦はそのことに尽きるが、そのことが分かっていながら、中国の立場に立って、同じような状況判断することは避けなければいけないのではないか。
一番気を付けなくては言えないのは、中国の経済状況が大きく変わってきていることである。10%を超えるような成長を続けていないというより、不動産神話が崩れ、不動産を持っていれば財産が増えるという時代が去ったことである。また、重要なことはGDPの中で不動産などのインフラの占める割合である。割合が大きくインフラが期待でなくなればGDPが大きく減少する。物の需要は外部はともかく内部の需要が大きくならなければ生産を確保できない。縮小傾向にあれば、雇用、失業率が壊滅的状況になる。さらに投資が様々な要因から中国から引き上げ、インドなど他国に移すとか自国に回帰させるなどの現象が大きくなる。特に日本は円安が大きく進み、輸出産業の利益はもろに大きくなるし、日本生産の方が中国で生産する方が経営上有利になればその傾向が他国より大きくなるのでしょう。日本は米国、ドイツなどと比べ中國依存比率が高いのでその変化が大きくなり、中国に与える影響は大きいといえる。
一時期の状況は中国が大きな成長をしていたが、GDPが大きく崩れる状況が見え始めれば、外国資本特に日本の企業の中国離れはかなり激しいものになるのではないか。経済における数字の変化を読んでこれからの見通しを見なければならないが、今回のお話を聞いていると過去に何度も聞いた話、しかも中国に好ましい話ばかり、経済の数字の変化を見て判断する必要性を、痛感している。日本人は抽象的な話でなく、数字の推移、変動を見て物事を判断する習慣を植え付けていかなければいけないのではないか。
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