RT 21 Jun, 2022

ロシアは西側諸国を二度と信用しない－クレムリン
https://www.rt.com/russia/557570-russia-never-trust-west/

現在の危機は長く続くだろう、とドミトリー・ペスコフ氏がNBCニュースに語った－

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は月曜日、NBCニュースに対し、ロシアは「西側諸国を再び信用することはないだろう」と述べた。歴史的な低水準の関係の中で、正常な状態への迅速な復帰を否定しているロシア政府高官はペスコフ氏だけではない。

ペスコフ氏はNBCに対し、ウクライナ紛争の影響は「長い危機になる」と述べ、状況は今後も氷のように冷たいままだろうと予測した。

NBCが短い抜粋しか公開していない1時間のインタビューの中で、ペスコフはまた、ドンバスでウクライナのために戦っている間に捕まった2人の米国人は、モスクワでは「幸運の兵士」とみなされており、彼らの運命は「裁判所の決定」によって決まるだろうと述べている。

今月初め、ドネツクの裁判所は3人の外国人戦闘員（2人の英国人と1人のモロッコ人）を力による権力奪取を試みたとして有罪とし、死刑を宣告した。彼らは判決を不服として控訴している。

西側との通常の外交に戻ることを否定したロシア政府高官はペスコフが初めてではない。元大統領で現在国家安全保障会議副議長のドミトリー・メドベージェフ氏は月曜日、モスクワはワシントンとの核軍縮条約の延長を推進すべきではないと宣言し、米国の高官が 「我々のやり方に そっぽを向くだけだ」と述べた。

「我々は現在、米国とは何の関係もない。彼らはゼロ度ケルビンにいる。そして、今のところ凍結を解除すべきではない」とメドベージェフはソーシャルメディアに書き込んだ。「来るか、媚び諂うか、乞うか にさせればいい。そして、彼らはそれでさえ最大限の寛大さの行為として評価すべきである」

2月末にロシアがウクライナで軍事行動を開始した後、欧米諸国は数百億ドルの軍事援助をキエフに流し、一方でロシアをターゲットに前例のない経済制裁を行い、どの国も自国の経済に大きな損害を与えている。

外交官の相互追放やロシアと西側諸国間の旅行ルートが停止される中、ロシアのプーチン大統領は先週、世界秩序は根本的に変化し、米国が支配する古い体制は二度と戻らないと言明した。

「激動の時代を乗り越えれば、物事が正常に戻り、すべてが以前のようになると考えるのは間違いだ」サンクトペテルブルグ国際経済フォーラムでの講演で、彼はこう言った。