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りゃんさん のコメント

この露宇戦争がはじまったころに書きましたが、第二次大戦は、独露(ソ)のポーランド侵略によって始まったというのが歴史的事実です。その後、主敵は独になり、独とたたかった露(ソ)はいつのまにか、一部の「リベラル」のアタマのなかでは「平和勢力」ということになりました。DSの宣伝工作というなら、こっちが主流だとおもいます。

わたしからみていると、この宣伝は日本では大成功だったようで、団塊世代を中心とする高齢者の一部はすっかり露が「平和勢力」だと信じ込みました。統一教会の洗脳が解けた人々は多いけど、こっちの洗脳はもう死ぬまで解けないでしょう。

そういう宣伝工作にまどわされてないのが、バルト三国はじめ東欧北欧の国々であり、フィンランドとスウェーデンはさっさとNATO加入を決め、トルコも結局それを支持しました。トルコがNATOにはいる経緯はしばらく前にここで書きましたが、これが「露に侵略される側の論理」であり、NATOに加入できてこそ、露と友好できる(NATOに加入しないで露と対峙するのは危なくてしょうがない)というものです。ウクライナのNATO加入は2008年にメルケルが阻止しましたが、このとき加入できていれば、今回の戦争はおきませんでした。

核兵器使用には、プーチンの生物学的生命と露の将来とがかかっており、プーチンが核兵器を使用する可能性はかつてなく高いと思います。一度書きましたが、今回ロシアを支持しているヒトビトは、孫崎さんも含め、ロシアが核兵器を使ってもそれでも支持するのかどうかを、今のうちに考えておけばいいとおもいます。
No.10
26ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。