習近平 独裁の中国もまた、人道主義的見地から、遠からず我々西側が体制崩壊させることになろう━要は、WPはこう言いたいだけでないか。ここには西側が過去、中国に対してやってきた歴史的悪事への言及は一切なし。「習近平は悪人である。以上」━マスク氏の提言を封殺する漫画と同じ心根が透けて見える。
昨年3月、米中外交トップ会談－

”「アメリカは上から目線で偉そうに中国にものを言う資格はない」「我々が西洋人から受けた苦しみは、まだ足りないとでも言うのか」。このような姿勢から導き出されるであろう中国の答えは、「もうたくさんだ、今後は こちらは こちらのやり方で やらせてもらう」というものである。”（石川禎浩著「中国共産党、その百年」）

”自由選挙や多数決、異なる政見を持つ者が議会を通じて政策を協議し、決定していく、こうした「民主主義」と呼ばれる かなり手間のかかる方法に依拠するのではなく、少数の英明な指導者集団が必要な決定を迅速に下す。選挙や討論、異見を表明し、それを掲げ続ける権利などは基本的にはないが、そういった社会的コストがかからない分、低コストでハイパフォーマンスな政治が期待できる。世界には金と手間のかかる西洋型の政治システムよりも、むしろ金も手間もかからず、さっさと政策決定ができる中国のような権威主義を必要とする地域がまだまだ存在する”（同上）

そんな地域を片っ端から潰していくことにこそ生き甲斐を感じる人種、それがDSである。