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りゃんさん のコメント

今回かかげられた記事だけでは、この問題の基本的知識がわかりにくい。
この問題はしばらく前からネットの解説系番組でよくやっていた。それを視聴していたような人々には不要だが、基本的知識のない人は以下urlの記事がわかりやすい。とくに日経の社説をまず読むといいと思う。

社説には「新規制は企業の収益機会を犠牲にしてでも、米国発技術の転用によって中国の軍事的脅威が増していくサイクルを断ち切ろうとしている」
とある。つまり、中国には最先端の半導体はつくれず、米国技術の中国による軍事的転用がおこなわれている。これを阻止するのが目的であり、この目的にいいも悪いもなく、当然であろう。

しかし、別に最先端半導体でなくとも、軍事技術に応用可能なのであり、ここを規制する網をどこまで広げるか目を細かくするかという点に、米国内や米国の味方陣営からも不協和音があるというのが、今回記事の趣旨だろう。

ひとつ確実だとおもうのは、TSMCなどを通じたり、サイバー攻撃をおこなったり、様々あろうが、中国による産業スパイが今後ますます熾烈となるだろう。残念ながら、この点では日本にはあまり盗まれる技術がないらしい(TSMCを介して、パッケージング技術が盗まれるという人もいるが)。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK198SH0Z11C22A0000000/
https://www.sankei.com/article/20221112-NJJZEMVGVFJXPFAMQDHNU2COCQ/

話は変わるが、ガルージンが外務次官にプーチンによって任命された。彼の日本での工作が高く評価されたのだろうなとおもう。
No.8
24ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。