記事へ戻る 中庸左派さん のコメント 中庸左派 >中国復調、アジアけん引 >ASEANの対中依存 域外輸出増で対中輸入が増加 中国経済がアジア経済を牽引するであろうことは、欧米の混乱と自滅プロセスを見れば論理的合理的結論だと考えている。 林芳正外務大臣と会談した際の、秦剛中国国務委員兼外相によるこのような発言。「米国はいじめを使って日本の半導体産業を残酷に抑圧したが、今度は中国に対して同じ戦術を使おうとしている」という指摘は正当だと考えている。 「自分がしてもらいたいように、他人にもしてあげたらいかがでしょうか。痛みは日本に残っているのだから、日本は悪を助けてはいけない。制裁は、中国の自立への決意をさらに刺激するだけです」と秦氏は言った。ここに言う「悪」とは、アメリカ帝国である。 「日本はG7の一員として、またアジアの一員として、地域の平和と安定に貢献し、国際社会の真のコンセンサスを構築するためにもっと努力すべきだ」と秦氏は強調したと言う。 これは、日本の立ち位置を「認めている」からこその発言だと、私は考えている。アメリカ帝国の覇権が、少なくとも永遠に不滅ということはあり得ない。従って、アメリカ帝国追従からの脱却は確実に必要だ。 新華社通信によると、林は日本側として、中国と協力し、両国の首脳が得た重要な合意を実行し、責任ある国として地域と世界の繁栄と安定に共同で貢献する意志を表明したとのこと。 https://www.globaltimes.cn/page/202304/1288450.shtml 話変わって、頑迷な嫌中派であるとか、非論理非合理的ナショナリストはどこの国にもいるだろうが、個人的には、人間の多くは友愛の精神に導かれるものと楽観しているところがある。 例えば、文化交流。 最近亡くなった坂本龍一さんは、私もアルバムレコードを持っていて、若い頃よく聞いていたが、中国の反応について、私は意外な感銘を受けた。 https://www.globaltimes.cn/page/202304/1288470.shtml 「中国のネットユーザーが坂本龍一を追悼、日本との文化交流を強調」 「日本の著名な作曲家・プロデューサーである坂本龍一氏の訃報を受け、中国のネットユーザーが彼の楽曲や名言を紹介し、新浪微博のトレンドトピックに坂本氏に関連するエントリーがすぐにランクインしています」 「中国外交部の毛寧報道官は、月曜日の記者会見で、中国は坂本氏の逝去について家族に哀悼の意を表する、と述べた。坂本氏は中日両国の文化交流、人的交流に情熱を傾けていた。彼は中国の要素を含む多くの優れた音楽作品を作曲し、具体的な行動を通じて両国の友好交流に貢献した、と毛は述べた。」 坂本氏が左翼だったということは、もともと私は知っていて、だから親近感があった。だが、「坂本氏は中日両国の文化交流、人的交流に情熱を傾けていた。」ということは、亡くなった後知った。 「日本人は歪曲されたメディアの報道に影響されたかもしれないが、一般的には、両国の国民は自由にお互いを訪問できることを望んでいる、と専門家は述べている。しかし、日本政府は現在、中国を封じ込めるために米国に密着しているため、中国とは非常に微妙な状況にある。「政治家と日本人の間には温度差がある」と周氏は語る。日本政府が国民の立場から中日関係を真に捉え、人と人との交流の促進に積極的に貢献し、両国民に真の利益をもたらすことが望まれる」ということに尽きるだろう。 No.5 20ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています アジア新興国経済・勢い;22年、23年は()内。アジア新興国4.2%(4.8%)、(中国除... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
中庸左派 >中国復調、アジアけん引 >ASEANの対中依存 域外輸出増で対中輸入が増加 中国経済がアジア経済を牽引するであろうことは、欧米の混乱と自滅プロセスを見れば論理的合理的結論だと考えている。 林芳正外務大臣と会談した際の、秦剛中国国務委員兼外相によるこのような発言。「米国はいじめを使って日本の半導体産業を残酷に抑圧したが、今度は中国に対して同じ戦術を使おうとしている」という指摘は正当だと考えている。 「自分がしてもらいたいように、他人にもしてあげたらいかがでしょうか。痛みは日本に残っているのだから、日本は悪を助けてはいけない。制裁は、中国の自立への決意をさらに刺激するだけです」と秦氏は言った。ここに言う「悪」とは、アメリカ帝国である。 「日本はG7の一員として、またアジアの一員として、地域の平和と安定に貢献し、国際社会の真のコンセンサスを構築するためにもっと努力すべきだ」と秦氏は強調したと言う。 これは、日本の立ち位置を「認めている」からこその発言だと、私は考えている。アメリカ帝国の覇権が、少なくとも永遠に不滅ということはあり得ない。従って、アメリカ帝国追従からの脱却は確実に必要だ。 新華社通信によると、林は日本側として、中国と協力し、両国の首脳が得た重要な合意を実行し、責任ある国として地域と世界の繁栄と安定に共同で貢献する意志を表明したとのこと。 https://www.globaltimes.cn/page/202304/1288450.shtml 話変わって、頑迷な嫌中派であるとか、非論理非合理的ナショナリストはどこの国にもいるだろうが、個人的には、人間の多くは友愛の精神に導かれるものと楽観しているところがある。 例えば、文化交流。 最近亡くなった坂本龍一さんは、私もアルバムレコードを持っていて、若い頃よく聞いていたが、中国の反応について、私は意外な感銘を受けた。 https://www.globaltimes.cn/page/202304/1288470.shtml 「中国のネットユーザーが坂本龍一を追悼、日本との文化交流を強調」 「日本の著名な作曲家・プロデューサーである坂本龍一氏の訃報を受け、中国のネットユーザーが彼の楽曲や名言を紹介し、新浪微博のトレンドトピックに坂本氏に関連するエントリーがすぐにランクインしています」 「中国外交部の毛寧報道官は、月曜日の記者会見で、中国は坂本氏の逝去について家族に哀悼の意を表する、と述べた。坂本氏は中日両国の文化交流、人的交流に情熱を傾けていた。彼は中国の要素を含む多くの優れた音楽作品を作曲し、具体的な行動を通じて両国の友好交流に貢献した、と毛は述べた。」 坂本氏が左翼だったということは、もともと私は知っていて、だから親近感があった。だが、「坂本氏は中日両国の文化交流、人的交流に情熱を傾けていた。」ということは、亡くなった後知った。 「日本人は歪曲されたメディアの報道に影響されたかもしれないが、一般的には、両国の国民は自由にお互いを訪問できることを望んでいる、と専門家は述べている。しかし、日本政府は現在、中国を封じ込めるために米国に密着しているため、中国とは非常に微妙な状況にある。「政治家と日本人の間には温度差がある」と周氏は語る。日本政府が国民の立場から中日関係を真に捉え、人と人との交流の促進に積極的に貢献し、両国民に真の利益をもたらすことが望まれる」ということに尽きるだろう。 No.5 20ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています アジア新興国経済・勢い;22年、23年は()内。アジア新興国4.2%(4.8%)、(中国除... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
>ASEANの対中依存 域外輸出増で対中輸入が増加
中国経済がアジア経済を牽引するであろうことは、欧米の混乱と自滅プロセスを見れば論理的合理的結論だと考えている。
林芳正外務大臣と会談した際の、秦剛中国国務委員兼外相によるこのような発言。「米国はいじめを使って日本の半導体産業を残酷に抑圧したが、今度は中国に対して同じ戦術を使おうとしている」という指摘は正当だと考えている。
「自分がしてもらいたいように、他人にもしてあげたらいかがでしょうか。痛みは日本に残っているのだから、日本は悪を助けてはいけない。制裁は、中国の自立への決意をさらに刺激するだけです」と秦氏は言った。ここに言う「悪」とは、アメリカ帝国である。
「日本はG7の一員として、またアジアの一員として、地域の平和と安定に貢献し、国際社会の真のコンセンサスを構築するためにもっと努力すべきだ」と秦氏は強調したと言う。
これは、日本の立ち位置を「認めている」からこその発言だと、私は考えている。アメリカ帝国の覇権が、少なくとも永遠に不滅ということはあり得ない。従って、アメリカ帝国追従からの脱却は確実に必要だ。
新華社通信によると、林は日本側として、中国と協力し、両国の首脳が得た重要な合意を実行し、責任ある国として地域と世界の繁栄と安定に共同で貢献する意志を表明したとのこと。
https://www.globaltimes.cn/page/202304/1288450.shtml
話変わって、頑迷な嫌中派であるとか、非論理非合理的ナショナリストはどこの国にもいるだろうが、個人的には、人間の多くは友愛の精神に導かれるものと楽観しているところがある。
例えば、文化交流。
最近亡くなった坂本龍一さんは、私もアルバムレコードを持っていて、若い頃よく聞いていたが、中国の反応について、私は意外な感銘を受けた。
https://www.globaltimes.cn/page/202304/1288470.shtml
「中国のネットユーザーが坂本龍一を追悼、日本との文化交流を強調」
「日本の著名な作曲家・プロデューサーである坂本龍一氏の訃報を受け、中国のネットユーザーが彼の楽曲や名言を紹介し、新浪微博のトレンドトピックに坂本氏に関連するエントリーがすぐにランクインしています」
「中国外交部の毛寧報道官は、月曜日の記者会見で、中国は坂本氏の逝去について家族に哀悼の意を表する、と述べた。坂本氏は中日両国の文化交流、人的交流に情熱を傾けていた。彼は中国の要素を含む多くの優れた音楽作品を作曲し、具体的な行動を通じて両国の友好交流に貢献した、と毛は述べた。」
坂本氏が左翼だったということは、もともと私は知っていて、だから親近感があった。だが、「坂本氏は中日両国の文化交流、人的交流に情熱を傾けていた。」ということは、亡くなった後知った。
「日本人は歪曲されたメディアの報道に影響されたかもしれないが、一般的には、両国の国民は自由にお互いを訪問できることを望んでいる、と専門家は述べている。しかし、日本政府は現在、中国を封じ込めるために米国に密着しているため、中国とは非常に微妙な状況にある。「政治家と日本人の間には温度差がある」と周氏は語る。日本政府が国民の立場から中日関係を真に捉え、人と人との交流の促進に積極的に貢献し、両国民に真の利益をもたらすことが望まれる」ということに尽きるだろう。
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