記事へ戻る りゃんさん のコメント りゃん A-2の結論は、 下流に位置するASEANは域外輸出増加と同時に、上流での中国の存在感が強まる。ASEANの輸出拠点としての台頭、グローバルサプライチェーンとの結びつき強化は、中国依存深化と表裏一体の関係にある ということであるが、 この結論はこれとして、ASEANは日米も重視している場所であり、今後ASEAN諸国を舞台に、日米中の駆け引きが活発化してゆくのであろう。とくに日本にとっては、この地域は死活問題だろうとおもう。 死活問題というのは、この地域で大負けに負ければ、たとえば、高齢者の年金も医療も介護も期待はできず、日本の平均寿命が低下するかもしれないということだ。 また、ASEAN自体も、最近日本共産党がみょうに理想化しているけれど、はっきりいえば、分裂はしないだろうが、有名無実化の危機にあるとおもう。ベトナムとインドネシアとラオスじゃ違いますからね。そういう意味で、ASEAN自体が中共にどう対処してゆくのかも問われている。 ところで中共の影響を強く受けたら、ASAN諸国の労働組合はどうなるのだろうか。中共には立派な労働法制はあるが、まともな労働組合はないことは有名だ。ダラカンのような存在も、中国共産党と昵懇な場合は別だが、ふつうはないであろう。パックスアメリカーナのもとで、ダラカンを満喫したようなヒトが、中共の甘言を真に受け、こういう点に考えが及ばないのは悲しいことだ。 No.7 19ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています アジア新興国経済・勢い;22年、23年は()内。アジア新興国4.2%(4.8%)、(中国除... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
りゃん A-2の結論は、 下流に位置するASEANは域外輸出増加と同時に、上流での中国の存在感が強まる。ASEANの輸出拠点としての台頭、グローバルサプライチェーンとの結びつき強化は、中国依存深化と表裏一体の関係にある ということであるが、 この結論はこれとして、ASEANは日米も重視している場所であり、今後ASEAN諸国を舞台に、日米中の駆け引きが活発化してゆくのであろう。とくに日本にとっては、この地域は死活問題だろうとおもう。 死活問題というのは、この地域で大負けに負ければ、たとえば、高齢者の年金も医療も介護も期待はできず、日本の平均寿命が低下するかもしれないということだ。 また、ASEAN自体も、最近日本共産党がみょうに理想化しているけれど、はっきりいえば、分裂はしないだろうが、有名無実化の危機にあるとおもう。ベトナムとインドネシアとラオスじゃ違いますからね。そういう意味で、ASEAN自体が中共にどう対処してゆくのかも問われている。 ところで中共の影響を強く受けたら、ASAN諸国の労働組合はどうなるのだろうか。中共には立派な労働法制はあるが、まともな労働組合はないことは有名だ。ダラカンのような存在も、中国共産党と昵懇な場合は別だが、ふつうはないであろう。パックスアメリカーナのもとで、ダラカンを満喫したようなヒトが、中共の甘言を真に受け、こういう点に考えが及ばないのは悲しいことだ。 No.7 19ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています アジア新興国経済・勢い;22年、23年は()内。アジア新興国4.2%(4.8%)、(中国除... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
下流に位置するASEANは域外輸出増加と同時に、上流での中国の存在感が強まる。ASEANの輸出拠点としての台頭、グローバルサプライチェーンとの結びつき強化は、中国依存深化と表裏一体の関係にある
ということであるが、
この結論はこれとして、ASEANは日米も重視している場所であり、今後ASEAN諸国を舞台に、日米中の駆け引きが活発化してゆくのであろう。とくに日本にとっては、この地域は死活問題だろうとおもう。
死活問題というのは、この地域で大負けに負ければ、たとえば、高齢者の年金も医療も介護も期待はできず、日本の平均寿命が低下するかもしれないということだ。
また、ASEAN自体も、最近日本共産党がみょうに理想化しているけれど、はっきりいえば、分裂はしないだろうが、有名無実化の危機にあるとおもう。ベトナムとインドネシアとラオスじゃ違いますからね。そういう意味で、ASEAN自体が中共にどう対処してゆくのかも問われている。
ところで中共の影響を強く受けたら、ASAN諸国の労働組合はどうなるのだろうか。中共には立派な労働法制はあるが、まともな労働組合はないことは有名だ。ダラカンのような存在も、中国共産党と昵懇な場合は別だが、ふつうはないであろう。パックスアメリカーナのもとで、ダラカンを満喫したようなヒトが、中共の甘言を真に受け、こういう点に考えが及ばないのは悲しいことだ。
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