リチュウムイオン電池でノーベル賞をいただいた吉野さんは中国では今でも神様です。米国と日本は産業を放棄しドル円を無制限に増刷しマネーゲームに明け暮れ先進国気分を味わえたのも中国の産業主義の発展があったからです。そういう恩恵を忘れて広島で中国の悪口を日本が音頭取って世界に喧伝するらしいですが、中国から何千年も前から仁義を学んで一応の国体を確立することが出来たのも忘れてしまって本当に嘆かわしいことです。

G7の主宰者たるバイデンは言わば日めくりの状態です。日めくりとは破産寸前の会社が毎日資金繰りに追われ高利に手を出すことを意味します。そのバイデンが熱狂的ファンたる岸田氏をおだて上げ今度は東の端で諍いを起こしたいらしい。でも当然シクジリに終わるでしょう。何故なら、
１．日本が中国と事を構えて経済或いは火器で争えば、日本の財政は途端に崩壊します。日本の財政が崩壊すれば、米国の財政も音を立てて崩壊します。
２，日本の中国との火器の応酬は中国にとっては米国との戦いを意味し、中国のICBMがワシントンを襲うことに繋がっていき、ウクライナみたいに高見の見物は許されないのです。韓国をけしかけて北朝鮮とも戦争を控えざるを得ない米国ですから、中国と事を構えることはありえません。

従って、G７の声明は負け犬の遠吠えにしか私には響きません。

最後にもう一言。
G７は幼稚な集団です。中国が脅威だと吠えるだけ。中国はアダムスミスの市場経済を導入し中国人にとってもっともふさわしい政治経済システム構築に日々励んでいるだけで、自国のシステムを他国に強いることはないのです。ソ連共産党は計画第一を世界に広めようとして失敗しました。G７はそのソ連と同一視して中国の脅威を声高に叫んでいるだけで、それを信じているのは英国民と日本人だけではないでしょうか。G７以外の諸国は米国人の富裕層をも巻き込み脱ドル化で一致してます。脱ドルは米帝国の崩壊を意味します。

バイデンが冷戦を世界に号令しても、従う国は英国と日本くらいではないでしょうか。米国人の資産の金塊への切り替えは猛烈なスピードで進んでいるように私は肌で感じてます。