米軍人やネオコンのシンクタンクはウクライナ戦争を軍事と言う狭い視野であれやこれやと頭で考え、朝鮮半島みたいにとか幼稚なフィクションを考えて自己満足に陥るのです。

ウクライナ戦争は複雑な多面構造になっていまして、２０１４年にはプーチンと習近平は米ドル基軸通貨体制の崩壊が必然的であることを確認し合っているのです。当時、プーチンはキッシンジャーのペトロドラーに言及し、行く行くはペトロルーブルの創設を得意げに記者連に話してます。中国は米国と日本のゼロ金利政策突入を機に食料の備蓄と金塊の購入に励み始めてます。プーチンと習近平は商品の裏付けの無い通貨に対して警戒を怠らず、中国の食料備蓄は今では３年分の水準に達しているのです。両国にとってウクライナ戦争は米帝の崩壊の端緒となると言う点で見解が一致しているのです。

この前、取り付けで倒産したクレデイースイスのアナリストであるゾルタン・ポザール氏は昨年春勃発したウクライナ戦争に伴った米国の経済制裁そのものを第三次ブレトンウッズ体制そのものへの実質的な移行宣言だと名付けてます。因みに第二次はドルの金為替の廃止です。確かに、よく見ると米国のこの対露経済制裁は隠れ蓑で本当の狙いは現行ドルの廃止と同時に新ドルへの移行だということが分かります。昨年三月初旬にバイデン大統領令が発令されているのです。メデイアはまだ隠してます。

全世界で戦争を進めて来た米国はその財源を失うわけですから、ユーラシア全体がルーブルと人民元で潤っていくのではないでしょうか。ネオコンが姿を消せば、ユーラシアは平和になるんです。