記事へ戻る 中庸左派さん のコメント 中庸左派 >POLITICOが入手した税関記録によると、ロシアのバイヤーは上海H Win製の数十万着の防弾チョッキとヘルメットの注文を申告した。 ご都合主義。西側メディアらしい記事だ。 これは中露「貿易」のハナシであって、西側のような明らかに戦争を継続させるための殺傷能力のある武器支援、軍事支援ではないことに、留意する必要がある。 私は戦争継続を促す武器支援については、どこの国であろうと反対だ。 その上で、この「中露貿易」の「問題」についてであるが、中国側はEUに対して次のように主張している。 「中国とロシアは、相互尊重、相互利益、ウィンウィンの結果に基づいて正常な経済貿易協力を実施してきた。中国の管轄当局はウクライナ問題に関する中国の立場を繰り返し明らかにしており、中国は火に油を注ぐことも、利己的な利益のために状況を利用することもしないと外務省のシュー・ジュエティン報道官が木曜日に述べた。 シュ氏は「われわれは中露協力を理由とした、国際法に根拠がなく、国連安全保障理事会の承認も受けていない中国に対する一方的な制裁と長期管轄権に断固反対する」と述べた。」 中国の主張は極めてまっとうである。筋が通っている。逆に、一方的にロシア敵視の軍事支援をしとおきながら、中露の「経済貿易協力」にまで、ケチを付ける西側の筋違いとご都合主義には呆れ果てる。 https://www.globaltimes.cn/page/202305/1290550.shtml 日本のB層を含む、世界のウクライナ応援団は、どいつもこいつも、どうして、こうもご都合主義なのか?ダブルスタンダードなのか?論理や一貫性に基づく良識が皆無である。 なお、アメリカ帝国は「軍事援助に関する限り、キエフにとって唯一最大の援助国であり、総額945億ドルのうち約500億ドルを提供している。」約7兆円。アメリカ帝国の2022年のODA実績額に匹敵する莫大な額を、平和のためでなく、戦争継続のために注ぎ込んでいるのだ。 https://sputnikglobe.com/20230708/how-much-money-has-nato-pledged-to-ukraine-to-date-1111750154.html しかも、戦争屋連中による支援パッケージは、結局アメリカ帝国軍産複合体に還流し、連中を肥え太らせる。 「「復興」援助はブラックロックやJPモルガンのような米国の巨大ヘッジファンドが主導しており、彼らは国の資源や肥沃な農地へのアクセスに既得権益を持っており、その結果、キエフを操作して特定の政治的または経済的決定を下すことができる。」 「また、ウクライナに予定されている軍事援助のすべてが実際に東ヨーロッパの国に送られるわけではなく、その一部が前線に届くことはないことも注目に値する。現金の一部は米国に留まり、ノースロップ・グラマンやロッキード・マーティンといった米国の防衛産業大手の懐に入り、軍事生産や新たな生産能力を支援する。部品が盗まれた疑いがあるウクライナ当局による攻撃で、西側の武器が国外に密輸され、最終的にはヨーロッパのギャングやアフリカや中東の過激派やテロ集団の手に渡った。その一部は、最近行き詰まったウクライナの反撃を含め、ロシア軍との戦闘に投入され、キエフでは数千人の兵士の命と数百台の戦車や装甲車両が犠牲になっている。」 目眩がするほどの不正義、悪辣さである。 一方、アメリカ帝国ら西側による武器支援にも関わらず、また中国との経済貿易協力に頼るまでもなく、実際にはロシアの軍事的生産能力は高まっている、という。 https://www.rt.com/russia/580222-manturov-weapons-production-shortages/ https://sputnikglobe.com/20230726/russian-military-emerging-bigger-stronger-from-ukraine-conflict-1112158208.html とりわけ、SPUTNIKの記事は、軍事的生産力を踏まえ「NATOはロシアに勝てない」と断言している。 勿論、中国との関係はロシアにとって、政治経済的にかけがえのないものだろう。しかし、それはアメリカ帝国軍産複合体を打ち負かすためのロシアの決意を上回るものではないだろう。 その意味で、自主独立の気概に裏打ちされ、国家の存亡を賭けたロシアの未来を注視している。 No.4 15ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 特定米国メディアは中国がロシアに送る軍民両用製品輸出(ドローン、防護服、熱光学機器等)... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
中庸左派 >POLITICOが入手した税関記録によると、ロシアのバイヤーは上海H Win製の数十万着の防弾チョッキとヘルメットの注文を申告した。 ご都合主義。西側メディアらしい記事だ。 これは中露「貿易」のハナシであって、西側のような明らかに戦争を継続させるための殺傷能力のある武器支援、軍事支援ではないことに、留意する必要がある。 私は戦争継続を促す武器支援については、どこの国であろうと反対だ。 その上で、この「中露貿易」の「問題」についてであるが、中国側はEUに対して次のように主張している。 「中国とロシアは、相互尊重、相互利益、ウィンウィンの結果に基づいて正常な経済貿易協力を実施してきた。中国の管轄当局はウクライナ問題に関する中国の立場を繰り返し明らかにしており、中国は火に油を注ぐことも、利己的な利益のために状況を利用することもしないと外務省のシュー・ジュエティン報道官が木曜日に述べた。 シュ氏は「われわれは中露協力を理由とした、国際法に根拠がなく、国連安全保障理事会の承認も受けていない中国に対する一方的な制裁と長期管轄権に断固反対する」と述べた。」 中国の主張は極めてまっとうである。筋が通っている。逆に、一方的にロシア敵視の軍事支援をしとおきながら、中露の「経済貿易協力」にまで、ケチを付ける西側の筋違いとご都合主義には呆れ果てる。 https://www.globaltimes.cn/page/202305/1290550.shtml 日本のB層を含む、世界のウクライナ応援団は、どいつもこいつも、どうして、こうもご都合主義なのか?ダブルスタンダードなのか?論理や一貫性に基づく良識が皆無である。 なお、アメリカ帝国は「軍事援助に関する限り、キエフにとって唯一最大の援助国であり、総額945億ドルのうち約500億ドルを提供している。」約7兆円。アメリカ帝国の2022年のODA実績額に匹敵する莫大な額を、平和のためでなく、戦争継続のために注ぎ込んでいるのだ。 https://sputnikglobe.com/20230708/how-much-money-has-nato-pledged-to-ukraine-to-date-1111750154.html しかも、戦争屋連中による支援パッケージは、結局アメリカ帝国軍産複合体に還流し、連中を肥え太らせる。 「「復興」援助はブラックロックやJPモルガンのような米国の巨大ヘッジファンドが主導しており、彼らは国の資源や肥沃な農地へのアクセスに既得権益を持っており、その結果、キエフを操作して特定の政治的または経済的決定を下すことができる。」 「また、ウクライナに予定されている軍事援助のすべてが実際に東ヨーロッパの国に送られるわけではなく、その一部が前線に届くことはないことも注目に値する。現金の一部は米国に留まり、ノースロップ・グラマンやロッキード・マーティンといった米国の防衛産業大手の懐に入り、軍事生産や新たな生産能力を支援する。部品が盗まれた疑いがあるウクライナ当局による攻撃で、西側の武器が国外に密輸され、最終的にはヨーロッパのギャングやアフリカや中東の過激派やテロ集団の手に渡った。その一部は、最近行き詰まったウクライナの反撃を含め、ロシア軍との戦闘に投入され、キエフでは数千人の兵士の命と数百台の戦車や装甲車両が犠牲になっている。」 目眩がするほどの不正義、悪辣さである。 一方、アメリカ帝国ら西側による武器支援にも関わらず、また中国との経済貿易協力に頼るまでもなく、実際にはロシアの軍事的生産能力は高まっている、という。 https://www.rt.com/russia/580222-manturov-weapons-production-shortages/ https://sputnikglobe.com/20230726/russian-military-emerging-bigger-stronger-from-ukraine-conflict-1112158208.html とりわけ、SPUTNIKの記事は、軍事的生産力を踏まえ「NATOはロシアに勝てない」と断言している。 勿論、中国との関係はロシアにとって、政治経済的にかけがえのないものだろう。しかし、それはアメリカ帝国軍産複合体を打ち負かすためのロシアの決意を上回るものではないだろう。 その意味で、自主独立の気概に裏打ちされ、国家の存亡を賭けたロシアの未来を注視している。 No.4 15ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 特定米国メディアは中国がロシアに送る軍民両用製品輸出(ドローン、防護服、熱光学機器等)... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
ご都合主義。西側メディアらしい記事だ。
これは中露「貿易」のハナシであって、西側のような明らかに戦争を継続させるための殺傷能力のある武器支援、軍事支援ではないことに、留意する必要がある。
私は戦争継続を促す武器支援については、どこの国であろうと反対だ。
その上で、この「中露貿易」の「問題」についてであるが、中国側はEUに対して次のように主張している。
「中国とロシアは、相互尊重、相互利益、ウィンウィンの結果に基づいて正常な経済貿易協力を実施してきた。中国の管轄当局はウクライナ問題に関する中国の立場を繰り返し明らかにしており、中国は火に油を注ぐことも、利己的な利益のために状況を利用することもしないと外務省のシュー・ジュエティン報道官が木曜日に述べた。 シュ氏は「われわれは中露協力を理由とした、国際法に根拠がなく、国連安全保障理事会の承認も受けていない中国に対する一方的な制裁と長期管轄権に断固反対する」と述べた。」
中国の主張は極めてまっとうである。筋が通っている。逆に、一方的にロシア敵視の軍事支援をしとおきながら、中露の「経済貿易協力」にまで、ケチを付ける西側の筋違いとご都合主義には呆れ果てる。
https://www.globaltimes.cn/page/202305/1290550.shtml
日本のB層を含む、世界のウクライナ応援団は、どいつもこいつも、どうして、こうもご都合主義なのか?ダブルスタンダードなのか?論理や一貫性に基づく良識が皆無である。
なお、アメリカ帝国は「軍事援助に関する限り、キエフにとって唯一最大の援助国であり、総額945億ドルのうち約500億ドルを提供している。」約7兆円。アメリカ帝国の2022年のODA実績額に匹敵する莫大な額を、平和のためでなく、戦争継続のために注ぎ込んでいるのだ。
https://sputnikglobe.com/20230708/how-much-money-has-nato-pledged-to-ukraine-to-date-1111750154.html
しかも、戦争屋連中による支援パッケージは、結局アメリカ帝国軍産複合体に還流し、連中を肥え太らせる。
「「復興」援助はブラックロックやJPモルガンのような米国の巨大ヘッジファンドが主導しており、彼らは国の資源や肥沃な農地へのアクセスに既得権益を持っており、その結果、キエフを操作して特定の政治的または経済的決定を下すことができる。」
「また、ウクライナに予定されている軍事援助のすべてが実際に東ヨーロッパの国に送られるわけではなく、その一部が前線に届くことはないことも注目に値する。現金の一部は米国に留まり、ノースロップ・グラマンやロッキード・マーティンといった米国の防衛産業大手の懐に入り、軍事生産や新たな生産能力を支援する。部品が盗まれた疑いがあるウクライナ当局による攻撃で、西側の武器が国外に密輸され、最終的にはヨーロッパのギャングやアフリカや中東の過激派やテロ集団の手に渡った。その一部は、最近行き詰まったウクライナの反撃を含め、ロシア軍との戦闘に投入され、キエフでは数千人の兵士の命と数百台の戦車や装甲車両が犠牲になっている。」
目眩がするほどの不正義、悪辣さである。
一方、アメリカ帝国ら西側による武器支援にも関わらず、また中国との経済貿易協力に頼るまでもなく、実際にはロシアの軍事的生産能力は高まっている、という。
https://www.rt.com/russia/580222-manturov-weapons-production-shortages/
https://sputnikglobe.com/20230726/russian-military-emerging-bigger-stronger-from-ukraine-conflict-1112158208.html
とりわけ、SPUTNIKの記事は、軍事的生産力を踏まえ「NATOはロシアに勝てない」と断言している。
勿論、中国との関係はロシアにとって、政治経済的にかけがえのないものだろう。しかし、それはアメリカ帝国軍産複合体を打ち負かすためのロシアの決意を上回るものではないだろう。
その意味で、自主独立の気概に裏打ちされ、国家の存亡を賭けたロシアの未来を注視している。
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