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changeさん のコメント

国家予算を考える前に、日本の国家形態のあいまいさが、大きな障害になっていることを認識しなければいけないのでしょう。

第一の問題点は
日米安保による様々な諸要求は多岐にわたっている。一方独立国家として国民の生活向上は民主国家として当然の義務である。今回地政学的に緊張関係が出てきており軍事的な支出の増加は避けて通れなくなっており、現在の債務を積み増せば問題が多く、軍事だけでなく生活上の国家支出も少子化の中で問題が大きくなっている。結局はバラマキが行われ債務が増加する。

第二の問題点は
国家予算のいびつなバランスシートをどのようにして健全化するか。国民の合意が得られない。

第三の問題点は
税負担と公的支出の緊張関係を如何に高めるか。公的支出の大幅カットに切り込めるか。

第四の問題点は
予算案が出来上がるまでは政府与党が国民の陳情や各種審議会で審議された結果与党が承認し国会で与野党が政府に質問をする。予算の全体像が出来上がる迄野党は一切関知していないのに国会審議で予算内容に触れることは少なくスキャンダルなど予算とは全く関係のない事で与党攻撃する。毎度おなじみの光景が国会中継される。

敗戦による国家の宿命であるが、乗り越えるのは、安保闘争、鳩山政権の東アジア共同体構想など結果を見れば容易ではない。現在は日米安保はほとんどの与野党が賛成であり、憲法改正して新しい日本の姿を描き出していくべきでしょう。この問題が方向付けされない限り、税の問題は解決しない。税を国民が拒否すれば債務を増やすしかないのでしょう。
No.1
14ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。