• このエントリーをはてなブックマークに追加

中庸左派さん のコメント

>民主党はますます高額な軍事支出を熱心に支持するようになっている。どちらの政党も、お金の大部分を占める中間層に課税することを望んでいない。その結果、連邦政府の借入と債務がさらに増大し、財政危機がほぼ避けられない状況となっている。

>ワシントンが対外福祉の一形態として「防衛」を利用することは、アメリカ人にとって致命的な損失である。

 要するに、アメリカ帝国の最大の「輸出品」は戦争というわけだろう。テロとの戦いだの、台湾有事だの、中国の脅威だの戦争を焚きつける口実を作っては、金融資本や軍産複合体を設けさせる仕組み、それがアメリカ帝国の経済である。

 環球時報によると、「米国が世界最大の武器輸出国として、年間武器売上高で少なくとも450億ドルを稼いでいる」とのことだが、最近はウクライナへの過剰な武器支援により、在庫が枯渇し、購入国への納入遅延が発生して、怒りをかっているらしい。「悪徳」武器業者といったテイだろう。

https://www.globaltimes.cn/page/202308/1296069.shtml

「中国の軍需産業の脅威をセンセーショナルに伝えることは、明らかにアメリカの武器メーカーやその他の利害関係者に有利だと専門家は指摘する。「脅威を誇張することで、アメリカは中国の武器輸出に圧力をかけ、同盟国の危機感を高めたいのです」と宋氏は言う。


「アメリカは、経済的利益を最大化するために、攻撃的な武器を不謹慎にも輸出し、同盟国にさえ、地域の状況や勢力バランスを変えることができる(破壊的な)武器を提供している」と宋氏はグローバルタイムズ紙に語った。

台湾への武器売却は、反中政治家や台湾分離主義勢力によるカードに過ぎず、米国の兵器メーカーが潤う一方で、台湾の一般庶民や多くの納税者は汚い取引に苦しんでいる、とオブザーバーは指摘する。」

 しかも、アメリカ帝国の戦争輸出は、ドルの基軸通貨性をよいことに、いくらでもドルを印刷して、国債を発行し、それを日本のような属国に買わせて、カネを巻き上げることで成り立っている。

 アメリカ帝国の国債は世界一の安全資産などと嘯いているが、属国に国債を押し付けて、財政破綻の淵にあるのに、ドルの基軸通貨性を悪用した弥縫策で健全性を見せかけているだけの詐欺的商法だ。

 詐欺的経済による戦争輸出、それがアメリカ帝国の姿だ。

 これを悪の権化と言わずにして、なんと言おうか?
No.3
15ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。