記事へ戻る p_fさん のコメント p_f RT 11 Sep, 2023 米国に交渉能力はない-ロシア外交官 https://www.rt.com/russia/582797-us-incapable-of-negotiating/ ワシントンとの戦略的対話はモスクワの国家安全保障にとって何の役にも立たなかった、とアレクサンドル・クラマレンコは主張する- ロシア外交官のアレクサンドル・クラマレンコ氏は、米国といくら交渉しても、有意義な結果をもたらすことはできなかったと語った。なぜなら、ワシントンは繰り返しパートナーとの信頼を裏切り、合意を尊重することを拒否し、自国の利益のためだけに行動してきたからである。 ロシア外務省の国際問題研究所所長であるクラマレンコ氏は、先週発表された「インターナショナル・アフェアーズ」誌の記事の中で、何十年もの間、米国との戦略的対話を維持しようとしてきたにも拘わらず、ロシアは結局のところ、自国の安全保障を確保する上で何の成果も得ることができず、中国も米国に対しては同様であると述べた。 また、モスクワとワシントンの信頼関係はかなり前に損なわれていたと付け加えた。2011年、ロシアはリビアに関する人道的な国連決議案の可決を許したが、その決議案は西側諸国によってリビアを破滅させるために利用された。 2015年、ロシアはミンスク合意に騙された。ミンスク合意はウクライナの内紛を解決するためのものだったが、その代わりにロシアに軍事的あるいは戦略的敗北を与えることを目的に、キエフの軍隊を増強するための時間稼ぎに使われた。 「ここでどのような信頼関係を語れるのか。pacta sunt servanda [契約は尊重されなければならない] という原則は何処にあるのか。契約に関係なく、また契約にも拘わらず、全てのことが起こる場合、契約にどのような意味があるのか。どうやら、ワシントンは全く交渉できない相手であることが判明したようだ」とクラマレンコ氏は書き、この結論に達した国はロシアだけではないと言及した。 同氏は、ウクライナ紛争についてコメントした際、最近のアスペン安全保障フォーラムでの米国家安全保障問題担当大統領補佐官ジェイク・サリバン氏の言葉を思い出したが、同補佐官は、米国とその同盟国はキエフへの武器供給で「リスクを冒す」つもりであると述べていたのだ。 クラマレンコ氏によれば、サリバン氏が言いたかったのは、「ワシントンは核エスカレーションの危険を冒すつもりであり、それは、ロシアには核抑止の原則が機能しないから、そうするのだ」ということだった。 「これは、どうすれば信頼を回復できるのか、考える必要があることを意味する」 更にクラマレンコ氏は、米国が自国の核の可能性を曖昧にしたまま、他国に対する厳格な管理を維持しようとして破壊してきた軍備管理システムは全て、多極化した世界に基づく新たなプロセスに間もなく置き換えられる可能性があると示唆した。 「少なくとも中国の参加により多国間で行われることは既に明らかであり、その頃には戦略空母に配備される弾頭数で米国とロシアを追い越すことになるだろう。 米国の専門家自身も、中国を もはや抑え切れなくなる2030年までにそうなるとを認めている」 「私たちには、西側諸国とそのイデオロギー的抑圧からの自由が必要なのだ」とクラマレンコ氏は語った。 No.6 15ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています G20の動向、一つのリトマス紙はウクライナ問題。共同声明で露を明示的に非難せず。G7では「... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
p_f RT 11 Sep, 2023 米国に交渉能力はない-ロシア外交官 https://www.rt.com/russia/582797-us-incapable-of-negotiating/ ワシントンとの戦略的対話はモスクワの国家安全保障にとって何の役にも立たなかった、とアレクサンドル・クラマレンコは主張する- ロシア外交官のアレクサンドル・クラマレンコ氏は、米国といくら交渉しても、有意義な結果をもたらすことはできなかったと語った。なぜなら、ワシントンは繰り返しパートナーとの信頼を裏切り、合意を尊重することを拒否し、自国の利益のためだけに行動してきたからである。 ロシア外務省の国際問題研究所所長であるクラマレンコ氏は、先週発表された「インターナショナル・アフェアーズ」誌の記事の中で、何十年もの間、米国との戦略的対話を維持しようとしてきたにも拘わらず、ロシアは結局のところ、自国の安全保障を確保する上で何の成果も得ることができず、中国も米国に対しては同様であると述べた。 また、モスクワとワシントンの信頼関係はかなり前に損なわれていたと付け加えた。2011年、ロシアはリビアに関する人道的な国連決議案の可決を許したが、その決議案は西側諸国によってリビアを破滅させるために利用された。 2015年、ロシアはミンスク合意に騙された。ミンスク合意はウクライナの内紛を解決するためのものだったが、その代わりにロシアに軍事的あるいは戦略的敗北を与えることを目的に、キエフの軍隊を増強するための時間稼ぎに使われた。 「ここでどのような信頼関係を語れるのか。pacta sunt servanda [契約は尊重されなければならない] という原則は何処にあるのか。契約に関係なく、また契約にも拘わらず、全てのことが起こる場合、契約にどのような意味があるのか。どうやら、ワシントンは全く交渉できない相手であることが判明したようだ」とクラマレンコ氏は書き、この結論に達した国はロシアだけではないと言及した。 同氏は、ウクライナ紛争についてコメントした際、最近のアスペン安全保障フォーラムでの米国家安全保障問題担当大統領補佐官ジェイク・サリバン氏の言葉を思い出したが、同補佐官は、米国とその同盟国はキエフへの武器供給で「リスクを冒す」つもりであると述べていたのだ。 クラマレンコ氏によれば、サリバン氏が言いたかったのは、「ワシントンは核エスカレーションの危険を冒すつもりであり、それは、ロシアには核抑止の原則が機能しないから、そうするのだ」ということだった。 「これは、どうすれば信頼を回復できるのか、考える必要があることを意味する」 更にクラマレンコ氏は、米国が自国の核の可能性を曖昧にしたまま、他国に対する厳格な管理を維持しようとして破壊してきた軍備管理システムは全て、多極化した世界に基づく新たなプロセスに間もなく置き換えられる可能性があると示唆した。 「少なくとも中国の参加により多国間で行われることは既に明らかであり、その頃には戦略空母に配備される弾頭数で米国とロシアを追い越すことになるだろう。 米国の専門家自身も、中国を もはや抑え切れなくなる2030年までにそうなるとを認めている」 「私たちには、西側諸国とそのイデオロギー的抑圧からの自由が必要なのだ」とクラマレンコ氏は語った。 No.6 15ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています G20の動向、一つのリトマス紙はウクライナ問題。共同声明で露を明示的に非難せず。G7では「... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
米国に交渉能力はない-ロシア外交官
https://www.rt.com/russia/582797-us-incapable-of-negotiating/
ワシントンとの戦略的対話はモスクワの国家安全保障にとって何の役にも立たなかった、とアレクサンドル・クラマレンコは主張する-
ロシア外交官のアレクサンドル・クラマレンコ氏は、米国といくら交渉しても、有意義な結果をもたらすことはできなかったと語った。なぜなら、ワシントンは繰り返しパートナーとの信頼を裏切り、合意を尊重することを拒否し、自国の利益のためだけに行動してきたからである。
ロシア外務省の国際問題研究所所長であるクラマレンコ氏は、先週発表された「インターナショナル・アフェアーズ」誌の記事の中で、何十年もの間、米国との戦略的対話を維持しようとしてきたにも拘わらず、ロシアは結局のところ、自国の安全保障を確保する上で何の成果も得ることができず、中国も米国に対しては同様であると述べた。
また、モスクワとワシントンの信頼関係はかなり前に損なわれていたと付け加えた。2011年、ロシアはリビアに関する人道的な国連決議案の可決を許したが、その決議案は西側諸国によってリビアを破滅させるために利用された。
2015年、ロシアはミンスク合意に騙された。ミンスク合意はウクライナの内紛を解決するためのものだったが、その代わりにロシアに軍事的あるいは戦略的敗北を与えることを目的に、キエフの軍隊を増強するための時間稼ぎに使われた。
「ここでどのような信頼関係を語れるのか。pacta sunt servanda [契約は尊重されなければならない] という原則は何処にあるのか。契約に関係なく、また契約にも拘わらず、全てのことが起こる場合、契約にどのような意味があるのか。どうやら、ワシントンは全く交渉できない相手であることが判明したようだ」とクラマレンコ氏は書き、この結論に達した国はロシアだけではないと言及した。
同氏は、ウクライナ紛争についてコメントした際、最近のアスペン安全保障フォーラムでの米国家安全保障問題担当大統領補佐官ジェイク・サリバン氏の言葉を思い出したが、同補佐官は、米国とその同盟国はキエフへの武器供給で「リスクを冒す」つもりであると述べていたのだ。 クラマレンコ氏によれば、サリバン氏が言いたかったのは、「ワシントンは核エスカレーションの危険を冒すつもりであり、それは、ロシアには核抑止の原則が機能しないから、そうするのだ」ということだった。
「これは、どうすれば信頼を回復できるのか、考える必要があることを意味する」
更にクラマレンコ氏は、米国が自国の核の可能性を曖昧にしたまま、他国に対する厳格な管理を維持しようとして破壊してきた軍備管理システムは全て、多極化した世界に基づく新たなプロセスに間もなく置き換えられる可能性があると示唆した。
「少なくとも中国の参加により多国間で行われることは既に明らかであり、その頃には戦略空母に配備される弾頭数で米国とロシアを追い越すことになるだろう。 米国の専門家自身も、中国を もはや抑え切れなくなる2030年までにそうなるとを認めている」
「私たちには、西側諸国とそのイデオロギー的抑圧からの自由が必要なのだ」とクラマレンコ氏は語った。
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