中庸左派さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
米国では、米下院は 9 月 30 日、連邦政府の 2023 会計年度末を迎える寸前で期間 45 日間のつなぎ予算案を可決、予算案からはウクライナ支援が除外された。勿論これは今後の支援がゼロになることを意味しない。しかし、格差社会が強化される中で、「ウクライナ支援を国内に回せ」という論が強くなり、今までのように青天井でウクライナ支援が出来なくなる。 欧州も同様である。ウクライナ戦争を契機に、欧州経済は停滞している。ドイツがマイナス成長に陥っている。当然ドイツ周辺の国の経済も悪い。こうした中、ウクライナ支援も、かつてのように全面的支援ではない。 最近の動向。 ウクライナ支援疲れ鮮明 東欧、渦巻く不満 【ベルリン時事】 ロシアの侵攻を受けるウクライナを最も近くから支えてきた東欧諸国で、「支援疲れ」が鮮明になってきた。9月30日のスロバキア総選挙ではウクライナへの軍事支援停止を掲げる左派政党「スメル(道標)」が第1党を確
「ロシアは今年、ウクライナよりも多くの領土を獲得した」
https://news.antiwar.com/2023/09/28/russia-has-gained-more-territory-this-year-than-ukraine/
このantiwar.comの記事は、NYTの記事を元にしているのだが、曰く、「記事は、ウクライナでは9カ月にわたる激しい戦闘にもかかわらず、今年は領土の約500平方マイルだけが領土を移しただけだと指摘した。ロシアは331平方マイルを獲得し、ウクライナは143平方マイルを獲得し、その差は188であり、これは今年これまでのところロシアの領土の純増に相当する。」
ロシアは明らかに勝っている。
もっとも、Moon of Alabama10月2日の記事によると、ベン・ウォーレスという元イギリス国防相は、まだこんなことを言っているらしい。「ウクライナが勝っている。さあ、仕事を終わらせましょう」、と。
妄想?或いは勝利の再定義を模索しているのか?何れにせよ、事実現実を無視した空論である。因みに、この御仁はNATO事務総長の座に野心を燃やしたが、余りに「好戦的」なため、退けられ、不貞腐れて国防相を辞任したという小学生みたいなヤカラであった。
記事の主張はほぼ根拠なき精神論の羅列で、その意味で無責任な愚論の類だが、MOAの著者も指摘しているように、サラッと興味深い真実を述べている。
https://www.telegraph.co.uk/news/2023/10/01/ben-wallace-ukraine-counteroffensive-succeeding/
多少長いが、MOAが引用していたベン・ウォーレス発言をそのまま引用する。
「プーチン大統領は、時間と国際社会の分裂という、自分を救える最後の2つのことを必死に把握している。英国はその両方について何かできるはずだ。私たちはウクライナが勢いを維持できるよう支援しなければなりません。そのためには、より多くの軍需品、ATACMS、ストームシャドウが必要になります。そして、国際社会を団結させる最善の方法は、成功を実証することです。
ウクライナもその役割を果たすことができる。前線の兵士の平均年齢は40歳を超えている。若者を将来に残したいというゼレンスキー大統領の気持ちは理解できるが、ロシアがステルスで国全体を動員しているのが事実だ。プーチン大統領は、一時停止すれば新たな軍隊を構築する時間が得られることを知っている。したがって、イギリスが 1939 年と 1941 年に行ったように、おそらくウクライナの動員規模を再評価する時期に来ているのかもしれない。
一日も立ち止まらないようにしましょう。これを見てみましょう。世界は、西側諸国が私たちの価値観とルールに基づいたシステムを守る決意を持っているかどうかに注目しています。私たちがウクライナのために今行っていることは、今後何年にもわたって私たちの安全保障全体の方向性を定めることになるでしょう。」
この中での、注目するべきは次の発言。
「前線の兵士の平均年齢は40歳を超えている。」
ウクライナでは少年兵や年金受給年齢に達した人まで動員されているという。もはや、日本のアジア太平洋戦争末期の悲惨な状況を彷彿とさせる。
こどもや高齢者までかり出す戦争が勝っているわけがないし、大義ある戦い、美しいレジスタンスなわけがない。
ウクライナの戦いをインティファーダに例えた薄っぺらい発言をしていたヤカラもいた。
ウクライナネオナチによる内戦もインティファーダと呼ぶつもりか?なんとかにつける薬なし。
サヨクまで、ウクライナ聖戦やレジスタンスを信じている連中が少なからずいることに、私は呆れ果てつつも、早く目を覚ませ!と言いたい。
個人的には、このベン・ウォーレス発言で、怒りを覚えた点があった。
「世界は、西側諸国が私たちの価値観とルールに基づいたシステムを守る決意を持っているかどうかに注目しています。」
西側の価値観とルール?多極化世界で、そんなもの、誰が絶対視してる!?世界中でそんなものありがたがってはいない。こういう西側住人の傲慢とカンチガイに対して世界中がNOを突きつけていることが、まだわかっていないらしい。
少なくとも、サヨクの世界観や価値観は西側のプチブル民主主義を打倒して、労働者国家を作ることではなかったのか?ウクライナ応援団サヨクは、結果的に西側のルールと価値観の守護をすることの片棒を担いていることに、なんの違和感もないのか?
ベン・ウォーレス発言を角度を変えて読み取るなら、奴らは、「西側諸国が私たちの価値観とルールに基づいたシステムを守る」ためだけに、ウクライナ人を生贄にした戦争を続けさせている、ということだ。
目を覚ませ!ウクライナ応援団サヨクよ!
antiwar.comには、こんな記事もある。それは、NATOの東方拡大と別に、ウクライナもソ連崩壊時に、非同盟中立になるとロシアに約束していた、ということの重要性を指摘したものだ。
https://original.antiwar.com/ted_snider/2023/10/01/the-key-to-peace-in-ukraine-the-other-broken-nato-promise/
「NATO の約束が破られたのは、あの有名な NATO の約束だけではありません。もう一つのあまり有名ではない約束も同様に重要であり、ウクライナ戦争を終わらせる鍵となるかもしれない。戦争の原因を理解するための鍵の 1 つは、戦争の考えられる解決策を理解するための鍵の 1 つは、NATO がウクライナに参加しないという約束だけでなく、ウクライナが NATO に参加しないという約束を思い出すことです。
9月23日の国連総会での記者会見で、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ロシアがウクライナの主権を認めているかと質問された。ラヴロフ外相は、ロシアは「ウクライナがソ連から離脱した際に採択した独立宣言に基づいて、1991年にウクライナの主権を承認した」と答えた。さらに同氏は、「宣言における(ロシアの)主要なポイントの一つは、ウクライナが非ブロック、非同盟国となることであり、ウクライナは非同盟国となるということだった」と明確に指摘した。いかなる軍事同盟にも参加しないだろう。」」
スロバキアにしても、ポーランドにしても、徒にウクライナを支援して戦争を煽った罪は消えない。しかし、今からでも、過ちを改めることは大事だ。
https://sputnikglobe.com/20231001/new-slovakian-government-will-likely-seek-closer-relations-with-russia---analyst-1113842590.html
https://sputnikglobe.com/20230922/experts-ukraine-poland-spat-signals-resurgence-of-national-interests-over-natos-pro-kiev-agenda-1113591740.html
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