中庸左派さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
国民の怒りが高まる中、アラブ諸国はガザ停戦の 要請 を強める Arab States Intensify Pleas for Gaza Cease-fire as Public Anger Mounts, NYT) サウジアラビアと他のアラブ諸国は、地域の安定に対する懸念の深化を理由に、イスラエルにガザでの軍事作戦を中止するよう米国に求めている。 自国民の増大する怒りに直面し、アラブ諸国は米国に対し、ガザ地区での即時停戦を実施するようイスラエルに圧力をかけるよう、さもなければ中東全体の安全を妨害する危険を冒すよう訴えを強めている。 サウジアラビア、ヨルダン、エジプトはいずれも、アントニー・ J ・ブリンケン国務長官を含む米国当局者に対し、イスラエルに軍事攻撃を停止させるよう懇願した。 ヨルダンのサファディ外務大臣は今週末の記者会見で、「地域全体が今後の世代を決定づける憎しみの海に沈みつつある」と警告した。 チ
ただ、そんな中でも、ネタニヤフのガザ地区侵攻による虐殺圧殺を伴うを解決策は、必ずしもイスラエル国内で絶大な支持を受けているわけではないようだ。
https://nordot.app/1093137595179794791
また、アルジャジーラによると、一方のパレスチナ自治政府(PA)がガザ地区において人気があるかと言うと、それも必ずしもそうではないらしい。
「イスラエルの攻撃の最中でも、ガザの人々は依然としてPAを望んでいない」
https://www.aljazeera.com/news/2023/11/7/in-the-midst-of-israels-assault-people-of-gaza-still-dont-want-the-pa
まして、ネタニヤフが言うような「戦後イスラエルは無期限にガザの治安を管理する」という方針はゼッタイに上手くいかないと考えている。
https://www.aljazeera.com/news/2023/11/7/netanyahu-says-no-ceasefire-until-captives-freed-open-to-little-pauses
何故なら、パレスチナ自治政府が不人気なのは、ヨルダン川西岸地区へのイスラエルによる侵略植民地支配(入植)に対して、パレスチナ自治政府があまりに無力だかららしい。例えば、以下。
「モハメド、25歳
ガザを占領するPAが人々に受け入れられ、支持される解決策であるとは私は思わない。PAの管理下にあるヨルダン川西岸で何が起こっているかがわかるため、私はそれを拒否しました。
非常に多くの町への襲撃が常に行われており、PAの支配下にあるとみなされるこれらの地域では常に人々が逮捕されています。
彼らは現場では何も変えません。これが、その統治がガザに何の利益にもならない理由である。私は(ハマス、ファタハ、その他のパレスチナ諸派を含む)挙国一致政府を支持するだろう。
そのほうがずっと良いでしょう。」
ハマスには住民の支持がない、という説もあるが、西側のプロパガンダに過ぎないか、またハマス壊滅をイスラエルが推し進めることが、民意の圧殺であり、パレスチナ側の憎しみの強化にしかならない可能性がある。
Moon of Alabama、11月8日付けには次の記事があった。
「パレスチナ紛争に関するドミニク・ド・ヴィルパンの別のインタビュー」
ドミニク・ド・ヴィルパン氏はフランスの政治家・作家・外交官・弁護士で、外務大臣も努めた経歴の方。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%B3
MoAの記事の中で、同氏は次のように述べている。
「ベンヤミン・ネタニヤフ氏がガザを支配できたとしても、それは何も変わらないだろう。テロ攻撃は今後も続き、イスラエル人は恐怖の中で暮らし続けるだろう。私たちはこの状況から抜け出さなければなりません。これが昨日の戦争である第二の理由は、テロとの戦いはどこにも勝利したことがないということです。もう一度言いますが、力は答えではありません。復讐は答えではありません。答えは正義であり、それが世界中のすべての人々、今日何が起こっているかを見守っているすべての人々が正義を求めているものです。
今日、我々が従わなければならない方向は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相がイスラエルを包囲国家にするという自殺的な論理を継続するのを阻止することである。彼らはガザを包囲することはできるが、包囲されることになるだろう。そして、明日再びサウジアラビアやアラブ諸国と平和的な会談が行われ、状況が正常化されるとは考えないでください。そうではありません。歴史の傷が目覚めつつある。
イスラエルの利益は、責任ある国家を味方につけることだ。そして、この責任ある国家とは、明らかにヨルダン川西岸、ヨルダン川西岸全体でなければなりません。二つの領土と東エルサレムの間を行き来できるガザだろう。問題は、そしてこれがベンヤミン・ネタニヤフのエスカレーションの要点であるが、ベンヤミン・ネタニヤフがそれを望んでいないということである。そして分離政策は威厳のあるものでなければなりません。つまり、それはパレスチナ人に、彼らが生きられる国家、実行可能な国家、真の国家を与えなければならず、それは自ら構築することができ、ますます平和になるだろう...
[司会者:「ということは、ヨルダン川西岸の入植地は撤去されなければならないということですか?」
私たちがアルジェリアを出国したとき、100万人のフランス人がアルジェリアを出国しました。現在、ヨルダン川西岸には50万人のイスラエル人が入植しており、東エルサレムには20万人が住んでいます。
[司会者:「彼らはヨルダン川西岸を離れなければなりませんか?」]
はい。そう、それが歴史、それが責任、それが代償なのです!厳粛に言いますが、それはイスラエルにとって安全の代償なのです!そして今日、それだけでは決して十分ではないと考えている人たちは皆、最悪の政策を追求しているのです。」
ハッキリ、同氏はイスラエル人はヨルダン川西岸から立ち去るべき、と言っている。
私もそう考える。
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