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p_fさん のコメント

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p_f
RT 31 Jan, 2024

米国が他のグローバル大国と上手くやっていけない理由がここにある
https://www.rt.com/news/591621-us-cant-get-along-with-others/

米国のエリートは国内では民主主義を信じ、海外では独裁を信じる-

ヴァルダイ・クラブ プログラム・ディレクター|アンドレイ・スシェンツォフ記

ウクライナは、米国がロシアを弱体化させ、封じ込め、欧州の同盟国に規律を守らせ、従わせるための、便利で、むしろ安上がりな道具である。これは全て、新しいヒエラルキーの形を巡る国際的な闘争の一環なのだ。

勿論、これは新しいパワーバランスが確立されるまでの一時的な現象に過ぎない。この時点に達するまでは、各国による外交政策の実験が見られるだろう。中小国家の立場は、新たなバランスの形成に向けて交渉を行っている大国の注目を益々集めるようになっており、小国が、硬直したヒエラルキーのシステムで得られる以上のものを要求できる段階にあるのだ。

世界のヒエラルキーにおける地位を向上させるための闘いにおいて、ロシアは自国の国益を守り、正義を回復する準備が十分に整っていると感じている。現在のようなストレステストを通じてこそ、評価の現実性、国家の資質、資源と戦略の強さが試されるのである。

要するに、この危機は全ての参加者の戦略の質が試されているのだ―誰もが、世界がどのように見え、どのように機能し、歴史が何処へ向かっているのかについて、自分なりの初期理解を持ってこの危機に臨む。

米国は、外交政策は国内政策の一部であると心から信じている。更に、米国の対外戦略は全て、国内闘争の要素でもある。勿論、この国の自己陶酔は、近くて遠い同盟国を非常に神経質にさせ、情勢の展開に不確実性を生み出している。今のところ、ワシントンがウクライナ問題への関与を減らす客観的な条件は見当たらない。現在の資金援助停止の決定は技術的なものだ―恐らく、米国は必要な資金を別の資金源からウクライナに送金する方法を見つけるだろう。

米国は、西欧諸国による戦略的自立への衝動を排除し、大陸の西方からの資源を断ち切ろうとしている。米国はこの紛争を、ロシアに素早く勝利し、大量の資源を手に入れ易くなり、自分たちが豊かになるチャンスに繋がるとして、欧州に「売り込んだ」。紛争が長引くにつれ、米国と西欧の双方にとっての相対的利益は減少し始めた。後者が自国の発展のために使うべきリソースは、今や、あらゆる発展の主要な物質的基盤であるエネルギー資源を高騰した価格で購入するか、ウクライナへの武器や軍備の供給に振り向けられている。従って、米国の戦略には何も新しいものは見られないと私は信じているし、ロシアの新たな予算案は今後3年間の軍事的条件の維持を前提としているため、米国がウクライナという資産を放棄するとは私には思えない。

別の観察もある―それは、米国人は下落する資産を決して「保有」しないということだ。彼らは投資家として、資金を直ぐに他のことに投資する必要があることを認識している。そして恐らく、ある時点で、ウクライナは彼らにとって常にコストが掛かる資産であるにも拘わらず、付加価値を与えなくなってしまったと感じるようになるだろう。

米国は、世界の別の地域で緊急事態が発生した場合、ウクライナへの支援を打ち切らざるを得なくなる可能性があり、その場合には米国はその地域に全力を集中せざるを得なくなるだろう。台湾や西半球の突然の危機が思い浮かぶ。

もしキエフが良い投資先となる兆しを見せ、米国によって描かれた「勝利のウクライナ」と「破滅のロシア」というメディアのイメージが現実のものであれば、ウクライナへの資金提供の停止は起こらなかっただろう。ウクライナと西側諸国にとっての問題は、常に幻想的なアイデアが生み出されるも、それが現実に裏付けられていないことだ。これでは資産を「保有」することが難しくなる。
No.12
10ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。