RT 13 Feb, 2024

NATOは米国のウクライナ支援に見合うべき－トランプ氏
https://www.rt.com/news/592375-trump-nato-ukraine-aid/

大統領候補は軍事ブロック内の拠出が少ないメンバーに対する口撃を再開した－

ドナルド・トランプ氏は、「請求書の支払い」をしない欧州諸国を軍事的に保護することは差し控えると、かつて脅した―と主張してから数日後、NATOの他の加盟国もウクライナに米国と同程度の援助を行う必要があると論じた。

選挙戦でのトランプ氏のレトリックは、ホワイトハウス在任中のNATOに懐疑的だったスタンスと一致していた。この発言の後、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、トランプ氏がNATOの相互防衛保証を疑うことは「米国と欧州の兵士を危険に晒すことになる」と非難した。

この米共和党 最有力候補は月曜日、ソーシャルメディア上でNATO問題に再び言及し、大統領在任中に同盟国を捻じ伏せたことを自慢した。

トランプ氏のトゥルース・ソーシャル・プラットフォームへの投稿には、「公平な分担金を支払っていない20ヶ国に対し、支払わなければならないと伝え、そうしなければ米軍の保護は受けられないと言ったら、お金が転がり込んできた」と書かれている。「それは美しい光景だった」

「NATOは今こそ平等にしなければならない。適切に求められれば、彼らはそうするだろう」と同氏はウクライナ援助について言及しつつ、全て大文字で付け加えた。

この米欧同盟には31ヶ国が加盟しているが、そのうち北米にあるのは2ヶ国だけだ。北マケドニアは2020年に30番目の同盟国としてトランプ氏の監視下で加盟した。

この組織は、各国がGDPの少なくとも2％を軍事目的に費やすことを推奨しているが、ドイツ、フランス、イタリアを含む最も裕福な加盟国の幾つかも、何十年もの間、この目標を達成できていない。

EU諸国は、ロシアとの緊張が高まる中、トランプ氏が大統領在任中に軍事費を増加させたが、これはトランプ氏が個人的な外交成果として主張していることだ。

土曜日にサウスカロライナ州の集会で演説したトランプ氏は、大統領在任中に欧州の指導者に対し、その国が拠出の基準を満たさない限り、米国はその国を「滞納国」と見做し、ロシアが攻撃してきてもその国を守らないと発言したとされる出来事を回想した。

「実際、私は彼らに、やりたいことは何でも自らするよう勧めるだろう。支払わない以上は」と同氏は同盟国に言ったと記憶している。

バイデン氏のホワイトハウスは、この発言を「ぞっとするような異常な発言」と批判した。

ロシアは、NATOを米国の利益に従属する敵対的な組織と考えているにも拘わらず、NATOに対する攻撃的な意図を否定している。プーチン大統領は先週、タッカー・カールソン氏とのインタビューで、西側の政治家による それとは反対の主張は「想像上のロシアの脅威で自国民を威嚇するため」だと述べた。