中庸左派さん のコメント
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A 1 ブルムバーグ:日本の日経平均株価は 1989 年のピークのほんのわずかの所にある 世界の投資家が大挙して戻ってくる中、 日本の株価は 1989 年の日本経済全盛期に記録した歴史的最高値を目前にしている。 日経平均株価は、 2024 年の最初の 6 週間で 13 %上昇し、ウォール街をゆうに上回った。 1989 年 12 月に記録された 38,915 という記録水準は間もなく下落し、市場に新たな章が開かれる可能性がある。物価下落と支出減少の悪循環に何年も陥った後、 日本ではインフレが戻ってきた。 市場は同国が昨年末に予想外に景気後退に陥ったことを示す過去のデータに注目している。 円安と好調な企業収益が市場の信頼を高め、 資産価値が上昇している。 中国政府の市場に対する強権と、より株主に優しい文化を受け入れる東京との間のコントラストが高まる中、 中国からも資金が流入 している。 A- 2 日経平均、最高値に肉薄 急騰の裏に「買い遅れの恐怖」(日
私は株価を経済指標にすること自体、意味がないのではないか?そんなふうに考えている。
数十年前、アメリカ帝国生まれの「金融工学」みたいな概念が一斉風靡した時代があったと思う。数学を駆使した投機方式だと、今は、個人的には、やや軽蔑した感慨で述懐している。しかし、東大卒を筆頭にしたエリート層がこぞって群がったブームだったと思う。
東大卒エリートが、官僚でなく外資系証券会社とか、コンサルタントに大挙して志望して、金儲けがもてはやされる時代になっていた。
結果はアメリカ帝国流の「イマだけ、カネだけ、ジブンだけ」みたいなジコチュー思考が蔓延し、公共の福祉、公共の幸せは後景に追いやられたと思っている。新自由主義やグローバリズムがもてはやされてきたのも同じ文脈であった。
公共の福祉を、株価は反映しない。そんなもの、社会経済にとって、なんの意味があるのか?
しかも、「金融工学」の発達?により、投資でなく、投機、即ちギャンブルの要素が金融取引において強くなっているだろう。個別企業の業績が上がろうが下がろうが関係なく、一部の機関投資家なら、とりあえず利益だけを出すことができるはずだ。
外国人なら、投資というより投機により日本の株価をつりあげるのだろう。実態経済と関係ないゲームとして。儲かれば、ナニがどうなろうと関係なく。外国勢は日本を草刈り場にしているだけではないか?
そして、日本を本気で良くしたい、独立自尊の日本を作りたいと考える優秀なワカモノ達も少なくなったのではなかろうか?それを心配している。アメリカ帝国やグローバリズムに洗脳されたワカモノ達ばかりなら、日本のミライは暗いなぁ。
実質賃金が下がり続けている中での株高。日本経済は末期症状ではないか?
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