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フレデイ タンさん のコメント

米国は軍事経済両面で中露の盤石な抵抗を受けて惨めな形(ドルの基軸通貨体制の崩壊)で敗北に追い込まれるのを何とか避けたいために中国に揺さぶりをかけるのでしょう。

米国は中国に対して台湾有事を仕掛けたが、失敗に終わり、ハイテックのデカプリングを仕掛けているが、その成果は未知数で、中国技術の独立性を早めるばかりで、その副作用が米国を襲うことになりかねない状況です。

4月のイエレン訪中はローテック分野のデカプリングで中国当局を脅したいのでしょうが、中国当局はローテックからハイテックへの構造改革に手を染めつつあり、併せて、既設の上海協力機構の更なる充実化で、ロシアとグローバルサウスとのウインウイン関係深化でローテックの需給ミスマッチを克服し、米国の脅しに対抗するでしょう。

マニュファクチャリング、インダストリアルシステムズを軽視してサプライサイドに問題多い米国がサプライこそ国富の源だと働いて来た中国に対して、ボイコットを仕掛けても、既に物価高に悩んでいる米国へのバックファイアは想像を絶するものになるのではないでしょうか。

No.3
7ヶ月前
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A-1 イエレン米長官が警鐘、中国の生産能力増強は世界経済に悪影響 Bloomberg  近く予定する訪中で同国に圧力をかける意向示す 中国の過剰生産能力は世界の価格と生産をゆがめていると主張 イエレン米財務長官 は 27 日、中国の工業生産能力の増強は世界経済にゆがみをもたらしているとして、近く予定している訪中で同国に圧力をかける計画だと明らかにした。   「中国の過剰生産能力は世界的な価格と生産のパターンをゆがめ、米国の企業や労働者をはじめ、世界中の企業や労働者に打撃を与えている」 とイエレン氏は指摘。「過剰生産能力については中国とのこれまでの協議で取り上げてきた。次回の訪中でもこれを主要議題にするつもりだ」と述べた。発言はジョージア州での演説の抜粋に基づく。  イエレン長官はこの日、ジョージア州ノークロスを訪問し、米太陽電池製造施設の再開をアピールする。「市場に氾濫する安価な輸入品」による圧力の下、同施設は
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。