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changeさん のコメント

本ご投稿は、最後の4行に凝縮している。
<高校の先生の依頼であったが、「後輩に東京に出なさいよ」とは言えなかった。だが、社会全体から見ると人的移動は社会に活力をもたらす。外国人に不寛容な日本にこうどな知的保有者が来るか。沈滞した国になるようだ。>

私たちの時代と大きく異なっていることは、
当時新聞などで社会の情報を見たり聞いたりすると今後日本経済が成長するのが容易に想像できた。親は多額の投資をしても期待した成果が得られると夢見て無理しても子供に期待をかけた。多くの人が東京に向かった。子供も親の期待に応じ就職したら親に恩返ししたいと勉学に励んだ。ものすごい大学進学競争が起きたが、その成果は日本の高度経済成長を支える原動力になった。官民一体、労使一体の協調路線と激しい労働運動が展開した。皆の目が輝いていた。

現在は「官民一体」といっても、「官は民を天下り先と見て、民は官の手心を期待する」悪いギブアンドテイクになっている。当時は官民双方が敗戦を乗り越えるエネルギーを集中し日本の飛躍的発展を実現してきた。
「労使一体」は、企業経営者は賃上げに対して前向きであり、賃上げしなければ消費が増えないということで、ぎりぎりの交渉が展開していた。労働者側も満足できなければ全労働者が協力して「ストライキ」を設定して会社と向き合った。

学業は競争を最優先すべきであり、企業と労働者は各々の成果をどのように配分すべきか真摯に向き合って決めていくべきでしょう。また、競争力を高め労働者の所得を増やし優秀な人材が集まる環境を創り出していくべきでしょう


No.1
5ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
2024 年 2 月次の様な報道がなされた。 「東京は可処分所得の多さでは 3 位( 1 位:富山県、 2 位:福井県)。東京では高額所得者が存在し実像を歪めておるので、中央値をとると東京は 12 位。東京は物価が高く基礎支出(食費、家賃、水道光熱費等)、東京は 1 位、よって中央世帯の所得から基礎支出を差し引いた額でみると東京は 42 位。通勤(奪われる機会費用)を考慮すると東京の豊かさは最下位」 この数字を見て、私は一つのエピソードを思い出した。数年前、高校の母校、金大付属高校に呼ばれて講演をした。この高校はかつて、東大に20名位の合格者を出し、全国でも 20 位の時もあった。高校の先生は次の依頼をした。「最近高校生が東大を受けようとせずに、地元に残るんです。何とか東京に出る魅力を生徒に話していた開けませんか」 私は東京に出て、外務省に入り、ロシア、イラク、イランなど日本の価値観と異なる国に勤務し、ものの考え方は、仮に私が石
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。