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中庸左派さん のコメント

トランプの息子は、バイデンのアメリカ製長距離ミサイルの発射許可という政策転換の後、次のようにツイートした。

「軍産複合体は、私の父が平和を創造し命を救うチャンスを得る前に、確実に第3次世界大戦を起こそうとしているようだ。 何兆ドルもの資金を確保しなければならない。 命なんてクソ食らえなんだ! バカ者ども!」

https://x.com/DonaldJTrumpJr/status/1858242971373637784?t=RDlcDgFpimMXpODj1ysYMw&s=09

トランプの息子はまっとうだ。良い息子ではないか。

バイデンは、今度は対人地雷の使用許可にも踏み切ったという。

https://www.washingtonpost.com/national-security/2024/11/19/biden-landmines-ukraine-russia/

まさになりふり構わぬエスカレーション策である。トランプによる停戦和平路線をいかに潰すのか、腐心していることが読み取れる。軍産複合体や戦争屋、ネオコンらの愚かさや悪質さを見せつけられている。

今回は、バイデンの政策転換の正当化において、北朝鮮軍のクルスク駐留、参戦が喧伝されているが、この点では確実な証拠は未だに示されていないことは注意する必要がある。NHK等日本のメディアでは、オルタナティブメディアは早くから、あれはラオス軍だと指摘した映像が繰り返し流されている。SNSでも、何故か流暢なウクライナ語を話す、“北朝鮮人捕虜“が登場したりする。西側の一方的報道は現時点ではなんとも判断がつかないのではなかろうか?

いずれにせよ、今回の長距離ミサイルが戦況を大きく変えることはない、というのが、オルタナティブメディアの評価だ。

そもそも、長距離ミサイル攻撃とはいえ、基本的にクルスク地域での使用に限定されているとのことだ。

https://www.axios.com/2024/11/17/biden-ukraine-russia-missiles-north-korea-response

また、ロシア側すれば、バイデン政権が交渉停戦潰しとクルスク死守を意図して長距離ミサイル発射許可を下したとしても、その意図を見抜いているが故に、過剰反応しないで、じっと耐えながら、トランプ政権の出方を待つ、或いはウクライナ東南部での進撃を確実に実行し、優位を強固にするという選択肢もある。つまりは、ロシアは追い込まれていないから、複数の選択肢から最善の解を見いだす余裕がある。

https://original.antiwar.com/ted_snider/2024/11/19/all-the-risk-little-of-the-gain-us-authorizes-long-range-strikes-into-russia/

RT等を見ていても、基本的にはロシア側の反応は冷静に見える。

今、ウクライナに厭戦気分が広まるのは道理であろう。戒厳令下で野党は弾圧され、メディアは御用メディアだけが許されている。今年5月からはゼレンスキーは任期切れの不法大統領に過ぎない。

民主主義を守るためにウクライナ応援を?わたしは、トランプの息子ではないが、ウクライナ応援団を「バカ者!」と一喝したいくらいだ。戒厳令?戦時下?そんなものは理由にならない。敗北必至の戦争の中でウクライナは明白な不法独裁国家と化している。

ウクライナは、これ以上の戦争はゼッタイに許されない。戦争が始まった時、ゼレンスキーは降伏してでも、直ちに停戦和平の努力をするべきだった。ロシア優位、ウクライナ敗北必至は最初から見えていた。

バイデンら西側のウクライナへの武器支援の罪は重い。同時に、主流権威筋メディアが垂れ流す大本営発表を鵜呑みにして、今もウクライナ応援を悔い改めないB層の罪も重い。

私はウクライナ戦争を通じて、ひたすらヒトの愚かさを見せつけられている気分でいる。 そして、ウクライナ応援団に与しなくて良かった、と思う。ああはなりたくない、と思う。
No.2
1ヶ月前
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gallup.   ウクライナ 人の半数は交渉による早期の戦争終結を望んでいる 、 EU と英国は交渉相手として米国よりも有利 . Half of Ukrainians Want Quick, Negotiated End to War 2 年以上にわたる激しい紛争を経て、ウクライナ国民はロシアとの戦争にますます 疲れている。 。ギャラップ社が 2024 年 8 月と 10 月に実施したウクライナに関する最新の調査では、 平均 52 %のウクライナ人が 、 自国ができるだけ早く戦争を終結させるよう交渉することを望んでいると回答した。 ウクライナ人の 10 人中 4 人近く (38%) が、自国は勝利するまで戦い続けるべきだ と信じている。 戦争に対するウクライナ人の現在の態度は、 2022 年 2 月下旬に戦争が始まってからの立場からの 決定的な変化 を示している。 ロシアが本格的な侵攻を開始してから数カ月 間に行われた調査では、ウクライナ人は反抗的で、 73 %が勝
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。