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oldjapさん のコメント

戦争に負けたことが滞米依存の根本理由の一つであることは鳩山さんの言うとおりである。しかし、日本が敗戦に至ったのは、欧米に負けずにアジアの支配者となろうとして日本が中国に暴力で進出し、その北東部に満州国をつくり、台湾と朝鮮を支配したという事実がある。日本の武力侵略を受けた中国(国府軍と共産党軍)は欧米、特に米国の支援を求め、それを得て日本に抵抗し、その延長上で米国は対日禁輸政策で締め付け、日本の侵略を止めようとしたので、日本はたまり切れず、米英蘭に対して無謀な(勝ち目のない)戦争を仕掛けた。すなわち、自業自得である。敗戦すれば勝利国に縛りあげられるのは当たり前。それが70年経っても続いているのである。したがって日本国政府としては粘り強く交渉するしかない。Believe meなどと相手の大統領に言っても英語力を馬鹿にされるだけだ。その交渉はなまじっかの付け焼刃的語学力と歴史の不十分な理解と論理、相手を追い詰める思考力がなくては無理。最近の総理大臣でその資格を持つ者はいない。たぶん今後も無理だろう。インド人は狡猾な英国人を相手にして論理的な議論の技を磨いた(もしかするともともとその素地があったのかも)。それでも、英国を相手に回して、植民地化されてインドは抑圧をまぬかれなかった。鳩山氏も孫崎氏も日本人ができないことを自分はできると思い違いして他の政治家を批判しているだけに過ぎない。
No.5
140ヶ月前
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『鳩山由紀夫 孫崎享 植草一秀  対米従属という宿痾』 はじめに                鳩 山 由 紀 夫  日本を真に尊厳のある国にしたい。名誉ある地位を占めたいのではなく、世界の国々からも尊敬される国でありたい。そのためには、アメリカの保護領だなどと揶揄されるのではなく、真の意味で独立した国にしたい。そして、そのことによって、国民みんなが公正で幸せを感じられる社会にしたい。  これが二〇〇九年の政権交代の大きな一つの目的でした。しかし、その目的は十分に果たすことができませんでした。多くの国民のみなさんの期待を裏切ってしまったことを申し訳なく思っています。私の責任は極めて大きいと自覚しています。それだけに、なぜ独立運動とも言える革命的事業が成功しなかったのか、この本の鼎談の中で明らかにしていきたいと思います。  今の日本は、ぜんまい仕掛けの時計の針を前に進めようと、力いっぱい巻
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。