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oldjapさん のコメント

猪瀬氏はある種のレポーターとしてはなかなか良い仕事をしたと思ったが、石原氏に認められて政治の世界に入ったのはやはりどこか無理があったのだろう。人は仕事についても得意、不得意があるのは当然。一方、5,000万円を目の前にぶら下げられて誘惑に抵抗できる人は少なく、受け取ったあとで尻尾を掴まれないようにするには小沢一郎のようなプロの政治屋がもっている悪知恵が必須である。猪瀬氏はその必須科目を受けなかったのだろう。もっとも特捜部に尻尾を掴まれないでいる小沢と言えども、まさかそのテクニックを世間の人に見せびらかして得意になるほどの馬鹿でもない。要は、あらゆる分野のプロに必要な其々のくだらない知識にすぎない。
それにしても、猪瀬氏を尋問する都議会の様子は見ていて思わず顔を覆わざるを得なかった。まるで小学校のガキ大将によるいじめを見るようだったから。猪瀬氏の答弁を野次る輩の言葉の汚さは何と言ったらいいだろう。真実を掘り下げるまえから、彼の有罪を決めつけるような態度は下の下である。この国の人間は相手に対してあくまでも相手の人格を傷つけることなく、しかも水も漏らさぬ論理で相手に対する疑惑を調べあげるという、例えばベニスの商人の劇にでてくるような芸当はできないのだろうか。議員たる者は何が出来なくとも、まず、弁舌に巧みでなければならない。
No.4
126ヶ月前
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  猪瀬氏が辞任した。  後継者について各報道機関は大筋次のように報じている。 「一方、各政党は猪瀬知事の辞職を受け、候補者選びを本格化させている。 現職の国会議員を中心に名前が取り沙汰されているが、現段階で名乗りを上げた候補はなく、難航も予想される。  自民党の石破茂幹事長は十九日、党都連幹部と会談し、年内に候補者を決める方針を確認。二十日には都選出の党所属国会議員が今後の対応を協議する。石原伸晃環境相や小池百合子元防衛相、下村氏らのほか、五輪メダリストの橋本聖子参院議員(比例代表)の名前も挙がっている。  都知事選で勝つには高い知名度が求められ、連立与党を組む公明党や自民党都連との調整も必要。河村建夫選対委員長は「簡単にはいかないだろう」と述べた。下村氏は十七日の記者会見で、すでに出馬に否定的な考えを示している。  野党では民主党の蓮舫元行政刷新担当相や長妻昭元厚生労
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。