m.m.さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
歴史作家としての保阪正康氏の評価は高い。
この彼が現在の安倍政権に対し警鐘を鳴らしている。
私も朝日カルチャーセンターで保坂氏とまさに秘密保護法をめぐり対談を行ってきた。その時保坂氏が述べていたことが、週刊朝日への論評になっている。、必読の論評である。
下記に転載する。〈週刊朝日; 12 月 20 日〉
******************************
この法律は、平時から戦時へと移行する法体系の一部なんです。憲法改正、集団的自衛権の行使容認、日本版 NSC の創設。これらが構成する法体系です。
今までの日本は、もし戦争が起こったら、という枠組みがない、平時の法体系でした。安倍首相は、この法体系そのものを見直しているのです。
日本の戦争は、 1945 年に終わりました。原爆や無差別爆撃で多くの非戦闘員が戦死しました。しかし戦後は、軍事で復讐しない、問題を戦争で解決しないと選択したんですよ
全く戦略のない戦争で、おびただしい犠牲者を生んだことも、戦後の苦しみも知らない、お坊ちゃま達による、戦争大好き内閣です。
「積極的平和主義」というのは、気に入らない国があったら、正義の国「日本」が、桃太郎が鬼ヶ島を攻めたようにやっつけるということです。ブッシュ前米国大統領の言って、世界から非難を受けた「先制攻撃論」と同じです。
安倍首相は「中国包囲論」を言いますが、米国も韓国もロシアも、日本より中国と仲良くなっているのです。こんな政策を続けていたら、結果的に日本が周辺国からも、世界からも孤立してしまうでしょう。
Post