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tsutomizuさん のコメント

孫崎さんのお話を全面的に支持します。
一言付け加えるならば、私達日本人は、日本が敗戦国(終戦などとごまかそうとしているが)であり、独立国でありながら安保で行動の自由を制約された国であるという現実的認識が欠けているのではないかと思います。
米国にとっては、戦勝国ということが全てであって、日本の敗戦国としての立場を、戦勝国と対等にするなどということは絶対に受け入れられないし、考えてもいないでしょう。安倍政権の勘違いは、同盟国だから米国は中国と対立しても、全てを許してくれるという甘い子供のような気持ちを持っていることである。
米国は、日本、中国、韓国と話を進める場合でも、日本と中国、韓国とのあいだに微妙な差をつけているのであるが、私達日本人は鈍感であり全く理解していない。すなわち、自己中心の国家であるから、大局的なことが理解できず、最後の最後になって気がつくのでしょう。そのときでは遅いのです。
米国、EU,ロシア、ユダヤ団体など世界の世論が、地域の安定を壊しかねない安倍総理の靖国参拝を批判しているのです。どんなに平和主義の一環としての参拝だといっても、世界の人々が納得しなければ、正しいとか間違っているということではなく、許されない行為だと考えなければならない。この段階においても、与野党に分からない国会議員が多くいるし、国民の多くも分かっていない。戦前と同じ状況になっているのです。極めて危険な状態であり、天皇陛下が敢えて憲法まで踏み込まれたのであって、陛下のお心も理解できないのでは、この国の将来は危険であり、どこかで戦勝国が、また、なんらかのペナルティーを課すことになるのではないか。私達は分かっていないが、米国、中国などは日本を北朝鮮と異なることがない危険な国と見ているのである。
No.1
132ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  米国務省のサキ報道官は26日、安倍首相の靖国神社参拝について「日本は大切な同盟国だが、日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに米国政府は失望している。在日米大使館が発表した声明と同内容のもので、安倍首相への厳しい言及が国務省の意向であることを示した。」( 12 月 27 日 読売新聞)   米国の批判のトーンが上がっている。  米国が何故批判を高めっているか、安倍首相が何故判断を誤ったか。  28日、朝、 TBS で宮家元外務省員と話したが、彼が協調したのは「日本は大切な同盟国」。安倍氏の周辺で中国との対等の中で「日本は大切な同盟国」であるから、何でも許してもらえるという見解を述べ、これに惑わされた可能性がある。 米国は安倍氏の靖国訪問を決して単発とみていない。安倍氏には戦後レジームを替える、第二次大戦前の社会に復帰する懸念を持っている。 すでに言及したように、サンフラ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。