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tsutomizuさん のコメント

米国は現在ネジレの情況にある。オバマ民主党の共生主義と共和党の米国一国主義である。議会はねじれているが、米国の民意は、オバマ民主党のほうに傾いています。米国の力を世界に示そうとしても、財政の面での軍事費の圧縮は避けられないし、今までの中東における戦争での戦死者の問題もあるが、米国に戻った兵士の自殺者が戦死者より多くなっているという情報も流れているように、国民の厭戦気分が強くなり、戦争を仕掛けられる情況にない。
自民党の右派が政権を獲得しており、米国の内在的戦争による権力拡大は、日米で奇妙な一致をしているようである。ただ、日本において、集団的自衛権の国民的理解を得るためには、仮想敵国中国を必要以上にあぶりださなければならず、中国を刺激し、国民の理解を増やそうとしています。現在のところ、安倍政権の手段は、成功しているように見える。しかし、今後は、中国と敵対することは、日米の利益にならず、国民的理解を増やすことと、二面性を克服しなければならず、安倍政権の一番難しい舵取りが必要な時期にさしかかっているといえるのではないか。
No.1
130ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 昨日、高野孟氏と日本の右派について論じた。高野氏は次の見解を述べていた。「右派には自立派と対米依存派と両方いる。ソ連敵視が接着剤の役割を果たしていた。今その役割を中国敵視が果たしている。しかし、憲法改正、靖国参拝などが前面に出ると、両者の主張は対立する。安倍首相もこの間に入って股裂き状態に入ってしまった」 右派グループは圧倒的に対米追随右派であった。しかし、自立派右派が発言を持つと、対米右派は弱い。今その現象が出始めた。   田母神氏はともかく、櫻井よしこ氏はサンケイ系で、日本の言論界で相当の影響力を与えてきたと思える。 私は櫻井よしこ氏の言論を注意深くフォローしてきたわけでないので、とりあえずウィキペディアを引用する。 「対外政策に関しては親米保守的であり、イラク情勢については共和党の見解とほぼ同じ考えを表明している。」 「日本経済を再建し、中国の覇権拡大を阻止するためには、 TPP への参
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。