tsutomizuさん のコメント
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多くの国民は安倍政権では「アベノミクス」なるものが働いて経済がよくなると思っていた。
衆議院選挙でもアベノミクス、経済浮揚を最大の問題とした。
東京都知事選挙でもマスコミの協力で景気・雇用を最重点争点とした。
それはアベノミクス、経済浮揚を述べれば選挙民が自民党に投票すると判断し、その通りに動いた。
「魔法の杖」の効力がそろそろ消えかかかっている。
第一に、多くの国民にとってはアベノミクスで豊かになっているという実感はない。それが数字で示された。
18日付朝日は次のとおり報じた。
「13年の現金給与、実は減っていた 確定値で修正。2013年に労働者1人が月々もらった現金給与総額は平均31万4054円で、前年を73円下回り、過去最低を更新した。厚生労働省が18日発表した毎月勤労統計調査(確報)でわかった。
5日発表の速報では前年をわずかに23円上回り3年ぶりに増えたとしてい
お金をばら撒けば、海外にお金が移動し、円安(79円から102円)となり、輸入物価が10%ぐらい上がったことであって、大企業は株高と輸出製品の採算が20%以上好転することになるが、国民の犠牲の上に成り立っているといえる。そろそろアベノミクスの限界とみていたら、また、今年50~70兆円の資金供給をするという。大企業のための政策を日銀がバックアップしても、消費税を上げる4月以降は、円安が進行するか疑問であるが、たとえ進行しても輸入物価は上げられないでしょう。円安が進行しなければ、株も上がらないので、何のための金融緩和か分からなくなる。円安になれば今ようやく成長軌道に乗った米国経済に打撃を与えることになり、簡単に日本だけで緩和処置が実行できるとも思わない。緩和しなければならないのは、政府による規制緩和であるが、日銀にだけ金融緩和を押し付けているのは片手落ちである。
二匹目の泥鰌はいないと見たほうが良いのに、一度成功すると同じことをしようとする創造性にかけた金融政策といえるのではないか。
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