フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
「小説」と名うったものを書いた。
そして反応を見ると、驚くほど多くの人が小説とはこういうものと固定観念を持って、この基準で批判しようとされていることである。
絵というものを見よう。
印象派登場前、絵画の世界、特にフランスではアカデミーが主流であり、印象派などの手法を嫌った。こんなものは絵画でないと罵った。「絵画とはこういう風に書くもの」いう固定概念があった。
しかし、印象派、フォービズム、抽象画さらにはプリミティブ等様々なスタイルがあり、絵画とはこういう風に書くべきもの、その作風から外れているという批判は、少なくとも今日、欧米では聞かれないであろう。特にプリミティブは稚拙的な印象を与えるものであるから、批評家からみれば「これなんだ」という話になる。ルソー等多くのフアンがいる。
表現したいものに合わせてスタイルが出てくる。
ところが日本ではいまだ、小説の分野には芥川賞や、直
私は「小説は自由だ」と思うのです。自由はリベラル、フリーです。
昔、文豪松本清張を批判した小説の大御所がいました。この大御所は松本清張がルサンチマンを主題にして書いているから松本清張の作品は小説ではないと言ったのです。松本清張がどう反論したかはっきり覚えていませんが、確か「人々に読んでもらえればいい」とつぶやいたかと記憶しています。私は思うに、この大御所は自分の作品が売れないので松本清張に嫉妬していたんでしょう。彼は「嫉妬している」と率直に言えばいいのに言えない。だったら黙っておればいいのに、取ってつけたような人格否定のレッテルを貼ろうとした。これってやはり犯罪です。
Post