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フレデイ タンさん のコメント

接挙によって選ばれたエリートたちが選挙民の願いを実現する政治が前提の国々でその願いが無視されていくのは一体どういう作用があってなのか?、は私のつたない好奇心をとても刺激します。

私は米国の政治は「国境なき巨大資本」や「ウオール街」の意向を重視する余り選挙民が抱く国益とは違うほうに向きがちだと思ってきましたが、その思いには間違いが無さそうなんです。

昨日、たまたま、ロシアの英字新聞に目を通していたら、「ビルダーバーガーの動き」を詳しく報じている記事に出会いました。「国境なき巨大資本」や「ウオール街」は「ビルダーバーガー」と言い換えれば、より正確だということです。そのビルダーバーガーたちの集まりの会長があのデビッド ロックフェラーです。彼らはG-7の会議前にオランダで会議を開きました。勿論、秘密会議です。米国で選挙民の願いが裏切られる理由はビルダーバーガーの意向を米国政府が重視するからなんですね。

米国政府や欧州主要国政府とビルダーバーガーとの関係性に倫理性の欠如があることを問題視して米国政府に対決姿勢を示しているのがロシアのプーチンです。中国はビルダーバーガーとある種の約束があるらしいのですが、ウクライナ騒動が起きて中国がロシア寄りになったのがビルダーバーガーにとって頭が痛いところだと記事は伝えていました。

こういう記事に出会うと中国、ロシア、米国、欧州諸国に伍してビルダーバーガーが主体性を持った形で国際社会に在るというのが良く分かります。日本ではなかなかそういう記事には出会いません。

翻って、最近の怪しげな世論無視の日本の政治を動かしている主体性を持ったパトロンとは一体誰なのか?単に中国嫌いの情念の発露なのか?私の詮索は尽きません。どなたか教えて下さればあり難いです。
No.2
127ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
「 Reset Defense 」は Carl Conetta 著「 First Syria, Now Ukraine: What Explains the U.S. Public's Reluctance to Intervene? 」を掲載している所、主要論点次のとおり。 ・過去12か月、米国世論は海外、特にシリア、ウクライナでの紛争介入に強い躊躇を示した。 ・この動きは“孤立主義”への復帰への憶測を生んだ。 ・ブルッキングス研究所のガルストン( William Galston )は、「新孤立主義は現実に起こっており、国内経済的苦しみと関係している。国内での国家建設が、実存がより非現実的な対外的脅威より重要とみられている」と指摘している。 ・ミード( Walter Russell Mea d) は ” かかる現象はみられるが、サイクル的なものとしている。   ・2013年 Pew 研究所の世論調査では「5
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。