フレデイ タンさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
安倍首相は「私たちの命を守り、私たちの平和な暮らしを守る、そのためにはいかなる事態にも対応できるよう、常日頃から隙のない備えをするとともに、各国と協力を深めていかなければなりません」と述べて、集団的自衛権であたかも、日本の安全が高まるようなことを言っているが全く逆である。
繰り返すが、集団的自衛権の本質は米軍の戦略のために自衛隊を海外で使うことにある。
これを明確に述べたのは「地域及び世界における共通の戦略目標を達成するため、国際的な安全保障環境を改善する上での二国間協力は、同盟の重要な要素となった。この目的のため、日本及び米国は、それぞれの能力に基づいて適切な貢献を行うとともに、実効的な態勢を確立するための必要な措置をとる」「双方は、新たな脅威や多様な事態に対処すること、及び、国際的な安全保障環境を改善することの重要性が増していることにより、双方がそれぞれの防衛力を向上し
思うに、安倍氏の靖国神社主義は米国の国際戦略に全く矛盾しない。ウクライナでドイツナチと協力してユダヤ人とロシア人を虐殺したウクライナの純血主義者たち(ネオナチと呼ばれる)が合法政権を転覆させたのは米国の強力な後押しがあったからです。米国にとっては相手が悪魔でも自分らの金銭的利益に奉仕するかぎり米国は握手するのが米国の原理ですから。
今や米国は安倍氏を後押しして一挙に集団的自衛権とTPPをGETしたいということでしょう。安倍氏にとって願ってもない好機到来です。解釈憲法はソフトクーデタです。超法規的な措置です。その正当性には常に疑問符が付きまとうのです。深刻な矛盾が早晩出て来るのは間違いありません。米国が仕掛ける戦争に大義がないからです。
ただ残念なのは、TPPは生き延びます。この頸木からの脱出は容易ではないでしょう。あの明治の不平等条約の改定にどれだけコストがかかったことか、本当にぞっとします。
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