• このエントリーをはてなブックマークに追加

oldjapさん のコメント

安倍首相の紙芝居みたいな説明が異様だとか(日本人好みでない-アメリカの真似だ)、米軍の艦船が日本の民間人を載せることはない、などという批判は、枝葉末節の論議である。集団防衛の議論は、要は日本は米国の要請でどこまで米国の安全保障に協力すべきかということだろう。そのベースには、自衛隊には自前の武器がないことであり、一方では、米中ソをはじめとする主要国は長距離ミサイル、核弾頭、無人兵器、原子力潜水艦などを所有しており、日本はそれらを持っていないということであり、それらの国に対して日本は基本的に国を守ることができないという事実がある。要は実質的に日本は無防備なのだ。それでも良い、一切、国防努力をしないというのは1つの選択であるが、いささかでも国防の意志があれば、現実的にはそれらの大国のひとつにすがるしかない。その対象が米国である。米国はそれなら、できる範囲で協力しろと迫っているが、それも妥当だろう。協力が厭なら、全く米国と別れ、鳩山のいうように、全く独立するのか。それなら、自衛隊も廃止するしかない。通常兵器や、通常航空機、艦船をどれくらい持っても、今後の戦争には国全体を叩き潰されるまでの僅かな時間だけ抵抗する芝居をするだけで、被害は抵抗するだけ増えるだけだから。
No.4
127ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
ご承知のように、安倍首相は集団的自衛権を認めなければならない具体的ケースとして、海外における邦人の救出を米国艦船が行い、その艦船を守ることが出来ない、それを直さなければならないとしている。  しかし、米国国務省は外国人の救出はほぼないこと、米国民に対しても基本は商業ベースであることをを明確にしている。 ***************************** 米国国務省領事部米国パスポート及び外国旅行( US passports and international travel ) http://travel.state.gov/content/passport...gencies/crisis-support.htm 「米国国務省が出来ることと出来ないこと( What the Department of State Can and Can't Do in a Crisis
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。