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oldjapさん のコメント

もちろん、そうなった場合、孫崎氏のような人たちはもしかすると日本が中国に支配される方がアメリカに支配されるよりも望ましいと考えるかも知れないし、結果として国民の何割が中国支配を望み、何割がアメリカ支配を望むかという問題になり、日本は中東、アフリカ諸国のように、2勢力の内戦が発生するかも知れない。第3のチョイスは完全中立であるが、その方法も見かけ上アメリカの支配下にあり、見かけだけの軍隊を維持し、米国の要請に応じて応分の寄与を果たす方式と、まったく独立を保つ方式(例えばスイス方式)である。スイスを真似ることは、地政学的にみて日本には無理だろう。さすれば、米国の支配下に留まり、できるだけ戦争には巻き込まれないというチョイスしかない。いま安倍首相がやっているのは、支配者である米国の要請で、海外での戦力活動に少しは参加できるようにしようということであり、現実的な考えであろう。どうせ今の自衛隊員に国のために命を投げ出すということを求めても無理だし、従ってかつての日本軍のような、軍自体が自己意思で活動することは当分ないだろう。
No.6
126ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
今、日本の政治で集団的自衛権が最重要案件となっている。この問題で何が問題か。それは憲法との関係で、日本の体制を揺るがしかねない状況を作っていることにある。 この事情を説明しているのが5月8日付ニューヨーク・タイムズ社説である。その要点 を見てみたい。 ・安倍首相は日本の領域を超えて同盟国と共に戦うことが出来るように自衛拡大する方 向を進めている。彼が積極的平和主義と呼ぶもの、地球的なより大きい安全保障上の責 務を果たそうとしている、 ・軍事力を変えようとする安倍氏の試みは憲法解釈の変更を必要とする。それには国会 の3分の2の承認と国民投票での承認を必要とする。 ・安倍首相は政府が憲法解釈を変えることで憲法九条を避けようとしている。これは民 主主義の過程を覆すものである。 ・日本は民主主義の真の危機に直面している。  こうした危惧はニューヨーク
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。