p_fさん のコメント
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本当は政治が最も影響を与える世代は若い世代である。
だから多くの国で政治闘争が起こる際には若い世代が中心になる。日本でも1960年安保闘争が起こった時には大学生など若い世代が中心だった。
その後日本は世界第2の経済大国になった。
若い世代はその果実を、努力なしに手に入れることが出来た。
しかし、今、確実にその基盤が崩れ始めた。
労働環境は正規雇用の減少で現れた。この傾向を促進するのは、非正規の幅を拡大し企業利潤の幅を増大させようとする労働法等の改定による。
TPP であれ、原発再稼働であれ、本来的に最も影響を受けるのは若い世代である。
しかし、概して若い世代の政治関心は相対的に低い。
今、集団的自衛権の問題が出てきた。
本質は隠されているが、集団的自衛権は米国の戦略(先制攻撃を含む)のために自衛隊を使うことである。そして戦闘が起こる。
私の周りの若者も同様です。関心が高いのはオンラインゲームで、アベについても「別にいいんじゃないの」程度。結局、これまで受けてきた教育=生活習慣によるのでしょう。
物事の本質を捉えるべく因果関係を深く考えたり、問題解決に至る途中のプロセスを丁寧に見ていくようなことはまるでしない。(させてもらえない)
上から要求された答えを素早く出しさえすればOKだろ、という態度。それを、わんこそばの如く繰返す日々は受身そのものであり、自分の軸など持ちようがない。
ですから、件の北陸中日新聞でも、例の編集局長コラムに「おかしい」と声を上げる若手社員など一人もいないでしょう。そもそも彼らには関心がないことで、更には「編集局長」に物申すなど、よほど勇気があるか、空気が読めないバカがすることと刷り込まれているのです。
編集局長・沢木範久氏が言う、孫崎さんが書いてもいない「新聞社の内実」とは、旺盛なジャーナリズム精神が忌み嫌われ、上へのゴマスリと空疎なパフォーマンスに長けた社員ばかりが優遇される、極めて風通しの悪い、どうしようもない風土のことでしょう。実は、まさに北陸中日新聞がそういう新聞社ではないのですか。
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