フレデイ タンさん のコメント
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7月17日付け「踊る小児科医の blog 」のとりまとめ。 http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/03c2de3dea4fa2a234ec06697b1b6a75
『小説 外務省 尖閣問題の正体』孫崎 享
Bookmeter への短評
高校生程度の知性と知的好奇心があり、社会問題、特に日中関係や安全保障などに少しでも関心があり、自ら物事を考えて判断しようという気概があるなら、まずはこの小説を読んでから論じるべき(前著を読んでいることが望ましいが逆の方がむしろ良いかも)。小説という形式をとっているので、史実を掘り起こす部分と推論を重ねていく部分があるのは当然だが、結論として「尖閣棚上げ合意に戻る」しかないのは明らか。しかし、安倍首相や外務省は孫崎氏を黙殺し続けるしかない。その結果、「中国が旗を立てれば安保の適用外。米国は介入しない。戦いがエスカレ
彼らは声高には絶対言わないが「極東国際軍事裁判は無効」という信条をしっかり抱いているのですよ。知人で東京都の教育委員を務めていた複数の人間が私に公言して憚らなかったことから十分推察されます。だから、ポツダム宣言の受諾もないし、ミズリー号上の調印も彼らの頭にはない。ですから、平気で尖閣固有領土を宣言できるし、慰安婦もいなかったし、柳条湖事件も張作霖の爆殺も南京大虐殺もないんです。安倍政権はそういう政権なんです。
私はウクライナをよく例にしますが、ウクライナの今のクーデタ政権を構成する多数はヒトラーと協力してウクライナ民族浄化を敢行した過激派の末裔です。彼らはなんとリベラルデモクラットの米国の全面的な支持を得て1940年前後と同じ事を今している。安倍内閣は明治憲法を理想としています。今や既にこの内閣の憲法は実質明治憲法なんです。ウクライナの活動分子とパラレルだと思えないでしょうか。
西のウクライナと東の日本、それぞれ内部が固まればロシアと中国に対して直接挑発に出るのでしょう。そのフルバックとして米国がある。東ウクライナの独立志向勢力と我が国の反解釈憲法勢力は奇しくも同じベクトルを持っているということになると思います。
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