younghopeさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
ジェフリー・サックス・コロンビア大学 教授は「タイムマガジンの世界で最も影響力のある 100 人に連続してノミネートされている唯一の学者」で影響力が強い。
「 The Huffington Post 」は「経済学者ジェフリー・サックスは TPP に NO 」という記事を掲げている。主要論点次の通り。
・9月10日 Capitol Hill 会議でのジェフリー・サックスの発言趣旨
サックスはこの交渉は批准されるべきでないと示した5点。
1. これ等は貿易協定ではない。投資家保護の協定。
2. これらは持続可能な発展、環境、不平等の拡散を無視。
3. ISD 条項は、国家との関係で企業側に全く正当化できず、危険な力を与える。
4. 交渉の全過程は当銘でない。これだけでもこの協定を排する理由がある。 5. 最後に、オバマ政権は、雇用、所得配分、経済成長と貿易等に関する分析を提示していない。
・両
ここに、要点が集約されています。85人が35億人分の資産を保有している時代です。不平等を是正する措置を取らなければ、世界各地に戦争、紛争が絶えないことがわかっていながら、貪欲に資産を一点に集中させようとするこの強欲性を遂行しようとする。この流れを米国政府は止められなくなっている。
TPPは、日本でも困窮者を拡大し、不安定な社会を招くことになるが、米国のほうがもっと深刻でしょう。一部の支配者に対して政治が動けない、すなわち平等性が確保できない社会は異常であり、人間として生きる幸せを大多数の人が享受できない社会は、どこかで破たんすることは確かです。「和の精神」を尊び、世界でも特殊なすぐれた統治機構を持っていた日本が、大陸的な弱肉強食の混乱と紛争に明け暮れする社会を目指す政治は、少なくとも国民を見た政治でなく、米国的戦後民主教育によって、従属化が身に沁みついてしまったのでしょう。「精神的に本当の美しい国日本」が「一部の人が幸福を享受できる美しい国日本」に塗り替えられようとしています。安倍総理はじめ若い指導者たちの精神構造を疑っています。
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