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younghopeさん のコメント

憲法9条による平和主義は、戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の拒否である。今日の日本をめぐる国内国外の平和安定は平和憲法に負うところが極めて大きい。米国によって守られた平和でもあるが、米国の勢力圏を維持するため、国内に多くの基地を受け入れており、一方的に日本が米国に依存しているのでなく、共存共栄関係にあるといえる。米国の経済力が弱くなってきていると同時に、中国の台頭、中国を中心とするBRICSなどの経済圏の増大増強は、米国の相対的地盤の大きな低下につながってくる。このような世界の構造的変化が大きいとき、米国の圧力は、以前より倍の圧力になり、政府は政権の維持と米国従属化の板挟みになっているといえます。米国は圧力を強めれば、集団的自衛権、TPPで戦力、経済力で日本の力を組み入れることができるので、米国にプラスに働きそうであるが、戦後レジームの中で押さえつけられていた日本の独自性が、憲法改正によって、米国の圧力をかわそうという動きに変質することは不可避であり、このマイナス要素とプラス要素をどのように調整するか、米国の意思統一が進んでいるとも思えない。日本は、不安定、不確定なうっとうしい時代に突き進んでいくのであろうか。
No.1
119ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
集団的自衛権は米国の戦略に日本の自衛隊を使用するシステムである。 、アメリカの軍事力展開は決して現地で歓迎されない。  これへの参加による日本の代償は次が考えられる。 自衛隊員の戦士 日本国内でのテロ活動の活発化 外国で暮らす日本人、日本企業へのテロ活動 経済的負担。 これらの内、①と②に関しては欧州などが参考になる。 イラク戦争での国別の犠牲者数は次のとおりである。 米国 4,488 、英国 179 、イタリア 33 、ポーランド 23 等 アフガニスタン戦争では次のとおりである。 米国 2,325 、英国 453 、カナダ 158 、フランス 86 、ドイツ 54 、イタリア 48 等。 日本はこれだけの規模で自衛隊員の詩死者が出るのを覚悟しているのか。   スペインはイラク戦争に参加した。これに反対するテロ活動がスペイン国内に起こり、 2004 年
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。