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001058さん のコメント

 渡邊恒雄の検証戦争責任の中で利潤の追求が言論機関としての使命より優先されていったというくだりは人間の本質をついたものでおもしろい。特に日本人のなかにある無節操さ、道徳観のなさ、哲学観のなさ、感性の欠如は今の日本の状況そのものだ。誰しも生きていくうえで自己の利潤を追求するのはあたりまえだと思う。人間の本質であり、一概に非難することはできない。ただそれを政治家、官僚やマスコミがやったらどんなことになるか、その最たるものが戦争行為だ。政治家やマスコミは誰よりも哲学、道徳観を持たなければいけない。今の安倍政権やマスコミは全く哲学、道徳観を持ってはいない。これを支持する日本人がかなりいるということに孫崎先生同様、絶望感を持つものである。生きてる間にまともな政権の下で暮らしてみたいと思うのである。哲学観を持たない、道徳観を持たない下劣な民族だと思わざるを得ないから絶望感が湧いてくるのだ。日本人でいることが恥かしい、日本人でなかったほうがよかったと思わしめる今日の日本の状況があるからだ。原発で故郷が消滅しようと、中東で人が焼き殺されようと、首をはねられようと何とも思わない想像力の欠如。自分がそうなったらどんな苦しみが生じるのかわからない。わかっていても自分には関係ない、自分はそういった状況には絶対ならないと思っている。哀れな民族としか思えない。安倍晋三も自分はそんなめには絶対ならないと思っている戦後最悪の想像力に欠けた病的政治家である。一度格闘技でもやらせ痛みということを少しでも経験してもらった方がいい。マゾでない限り人の痛みを知るだろう。こんな男を支持する多くの国民も同じだ。渡邊恒雄は、マスコミのありようを知ってはいるが、自らが利権、権力、利潤追求のためマスコミの人間であることをあえて忘れようとしたまさにジキルとハイドのような人間なのだろう。
No.10
120ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
   『日米開戦の正体』(4月末刊行)で日米開戦にいく中で新聞の果たした責任に言及しています。そして今それは安倍政権下おマスコミの責任でもあります      ******************************* マスコミ、日本国民を煽り、国民を好戦的にして、軍部の横暴を許す風潮を作り、それが日本中を凌駕した。そのマスコミの罪もまた極めて大きいものがあります。    私は、新右翼団体「一水会」最高顧問の鈴木邦男さんと『いま語らねばならない 戦後史の真相』の本のために対談しました。  戦前、右翼は軍部と結びつき、日本社会の弾圧、中国進出に大きい役割を果たしました。従って右翼は独特の戦前史観を持っています。  鈴木邦男氏がこういう発言をしました。 「日露戦争から後の日本社会では、新聞の役割・影響力も大きくなったと思います。  日露戦争時、
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。