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m.m.さん のコメント

ドイツやイタリアは、同じ「敗戦国」というハンデを抱えながら、国際社会の中でいかに国益を維持するかを考え、行動してきた。それに対し日本国は、敗戦によって、それまでの価値観が全否定された中で、官僚たちの利権を守ることを最優先にした。その結果、あらゆる政策を米国に依存し、結果責任が自分たちに及ばない方式を考え出した。
ドイツは、宿敵だったフランスと緊密な友好関係を確立したが、日本は未だに韓国や中国と円滑な交流ができていない。ドイツやイタリアは、たとえばスキー場のゴンドラのケーブルを米軍機が切断する事故が起これば直ちに飛行停止を命じるなど、米国に対しても言うべきことははっきり発言しているが、日本はたとえ死亡事故が何度も起きても、米国に注文をつけることはおろか、警察の現場検証もできない。秘密保護法やTPPも、国益を放棄して、米国の属国になることが目的としか考えられない。
No.3
118ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  日本のかなりの人は、「普天間米軍基地の移転で鳩山首相が最低でも県外」と言ったのは唐突であったという印象を持っている。そして軽はずみな行動で日米関係を壊したと思っている。「本当にそうなのか」を今一度見てみたい。  第二次大戦後米軍基地を有した中にドイツとイタリアがある。これらの国は米国とどのような取り込めを持っているか。  「ドイツ駐留 NATO 軍地位補足協定」という取り決めがある。 その48条5には「軍隊又は軍属機関による施設区域の返還については、次の規定を適用する。 米軍隊又は軍属機関の当局は、使用する施設区域の数及び規模を必要最小限度に限定することを確実にするために、施設区域の需要について絶えず検討する。これに加えて、ドイツの当局から要請があるときは、個々特殊な場合におけるその需要を点検する。(省略) 特定の施設区域については、共同の防衛任務に照らしてもその使用
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。