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m.m.さん のコメント

周囲を海に囲まれている日本ではあまり意識できないが、他国を通過せず目的地へ行ける「海路」の確保は、航空機が発達した現在でも重要である。そのためロシアは、黒海から地中海へ抜けられる海路を維持するため、クリミアを大切にしてきた。当然、クリミアの住民もロシアに親近感を持っていたから、住民投票でロシアを選んだのは、ごく自然な行動であり、米国やEUが「軍隊が圧力を掛けた」という理屈は信じ難い。
今回、鳩山氏がクリミアへ行き、「住民投票に軍事的な影響はなかった」と発言したのは、おそらく行く前から判っていたことを確認しただけだろう。
だが、米国によるプロパガンダを盲信させたい日本政府にとって、「本当のこと」を発表されるのは許しがたい行為なのだろう。だが、一般国民にとって、北方領土の変換される可能性を捨て、安価な天然ガス輸入という国益を捨ててまで、米国のデマに従う必要があるのか、冷静に考えるべきではないか。
No.5
118ヶ月前
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鳩山氏のクリミア半島訪問が多くの関心を呼んでいる。  この問題の理解には、ロシアの併合問題がどのように起こってきたかを知る必要がある。  ① ウクライナでは EU との関係を強化しようとする政権と親ロシアを追求する政権と入れ替わってききていたが、2010年の選挙でヤヌコビッチがユーリヤ・ティモシェンコを破り政権の座に就いた。 ② ウクライナは 2013 年に欧州連合との政治・貿易協定の仮調印を済ませたが、ロシア寄りの姿勢を見せるヤヌコーヴィチはロシアからの圧力もあり調印を見送る。 ③ これに対し欧州連合寄りの野党勢力から強い反発が起こり、ウクライナ国内は大規模な反政府デモが発生するなど騒乱状態に陥った( 2014 年ウクライナ騒乱)。事態収拾のため 2014 年 2 月 21 日には挙国一致内閣の樹立や大統領選挙繰り上げなどの譲歩を示したがデモ隊の動きを止めることはできず 22 日に首都キエフを脱
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。