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言葉にできないさん のコメント

田中宇が2009年前後から言ってきた「米中逆転」と「多極化」の進行がついに決定的となった。田中は「多極主義」はすでにニクソン=キッシンジャー体制における中国との関係正常化からはじまっていると述べている。大きな歴史的転換は数十年単位で起こる。ニクソン時代に起きた「ニクソン・ショック」が米国による世界支配から「多極化」への移行を促した。田中角栄はその歴史的転換期を読んでいたことになる。その弟子の小沢一郎も親中国の政策を打ち出した。小沢と「大連立」を発表した福田康夫も親中国だった。恐らく、彼らの背後には、今日の「多極化」を正確に読んでいたブレーンがいる。日本の権力構造の内部では親中国派が敗北してきた。
No.8
115ヶ月前
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中国主導の銀行に英国、ドイツ、フランスが米国の要請に反旗を翻し、参加を表明し、豪州、韓国もこれに続くとみなされている中、日本は趨勢に逆らって何の利益があるか。この分野はゼロサムの分野ではない。基本はウィン・ウィンの協力の分野のはずである。英国、ドイツ、フランスは中国は世界最大の経済国になることを前提にこの力をいかに取り込むか、特に英国の金融界、と考えている中、日本はいたずらに範疇を弄ぶつけがこれおから深刻に出てくる。 3月20日付 NYT 社説「中国の銀行に引き寄せられる米国の同盟国( U.S. Allies, Lured by China’s Bank 」の主要ポイント ・中国主導の銀行に対して、参加しないようにとのホワイト・ハウスの要請を拒み、米国の西側同盟国はこの銀行に群がり、オバマ政権は鼻であしらわれた。  先週英国は米国主導の世界銀行のライバルになる可能性を持つ「アジアインフラ投資銀行(
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。