m.m.さん のコメント
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「大阪都構想反対多数」と朝日新聞は報じた。
しかし、本当に僅差であった。
賛成69万4844票、反対70万5585票、どっちに転がってもおかしくない現象である。
この勝敗が今後の日本政治に与える影響は大きい。
私は、大阪都構想で反対多数になり、橋下氏が政界引退表明したことを歓迎する。
日本の政治で、自民党に対する対立軸は決して「維新の党」ではなかったはずだ。
日本国民が重要だと思っている問題、原発再稼働、集団的自衛権、憲法改正。TPP,秘密保護法、これらでは、世論調査で批判が多い。「維新の党」はこれらに決して反対の立場ではない。
その中で、マスコミは「維新の党」を第2党、第2党と持ち上げてきた。
マスコミの援護がなければ、「維新の党」は決して第2党の地位を得なかったであろう。
それは、逆にいうと、原発再稼働、集団的自衛権、TPP,秘密保護法これらの反対を軸とする政党を第2党にしない
そんな中で、賛成票を投じた多くの人は、現状に満足していないだけで、深い考えもなく「変える」という言葉に惹かれて投票したのではないだろうか。
また、両派とも安倍首相の顔写真を使うなど、安倍首相や橋下市長の人気に依存していたと思われる。
つまり暴走を続ける安倍首相の写真を飾ることが「有利になる」と考えたり、前言撤回を平然と繰り返す橋下市長を信頼しているのだろう。
「これが憲法改定の国民投票だったら」と考えるとぞっとする。
これらを考えると、我が国の民主主義が「未だに成熟していない」といわざるを得ない。
我が国のマスメディアは「権力の監視」という最大の使命を放棄しており、国民は正しい情報を得ることができず、独裁主義者はやりたい放題になっている。
この国の未来は、恐ろしくて想像もできない。
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