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名を正すさん のコメント

先の戦争で、それ程の被害を与えてしまったのだという認識がなければ、謝罪することは難しいだろう。謝罪したとしても、口先の形だけで、時間が立つとすぐ忘れて本音が出てしまうことになる。戦後の日本は、これを繰り返している。謝った先から、閣僚の失言が出て、騒ぎになり、「そういう意味で言ったのではない、誤解を与えたとしたら申し訳ない」という形で、ますます不信感をまき散らすことになる。安倍首相も、就任後は「侵略の定義は国際的に定まっていない」述べて、謝罪することを避けてきたではないか。相手国から見て、このような人を信用できるだろうか。
そもそも謝罪とは、加害側が被害側と対等の立場で行うものではない。マイナスからのスタートなのである。それだけの被害を与えたわけだから。つまり、「こんなことをしてしまって、すみません。いまさら取り返しはつきませんし、謝ってすむことではありませんが、何とか許してください」というのが謝罪する側の基本的態度である。それを、こちらは謝るから相手は許して当然だと思いこんでいる。はたして許してくれるだろうかという思いは全くない。だからこそ、平気で「何度謝ったらすむのか」というとんでもない言葉が口を突いて出てくる。会社の仕事でも同じでしょう。明らかにこちらに非があり、多大な被害を与えておきながら、上記のような態度で謝罪に行ったとすれば、うまくいくわけがない。その上、謝った後で、別に悪くはなかった、何度謝ればすむのかなどとうそぶけば、火に油を注ぐことになる。
結論を言えば、長年にわたって甚大な被害を与えられた他者の痛みがわからないということであり、どうしても他者の痛みが自分のこととして理解できないということに、すべての原因がある。だから本気で、誠実に心からあやまることが出来ない。要するに、自己と他者の関係がわからない未熟な人間であるということ。もっとも、沖縄の犠牲者や、福島原発の犠牲者など、自国の国民の痛みにすら鈍感なのだから、求める方が無理か。大人になって、もっと成熟した人間になって出直しなさい。いい年をした、しかも総理や国会議員であるものに、今さらこんなことを言っても仕方がないが。
No.5
115ヶ月前
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A: 事実関係 28日産経配信「台湾・馬英九政権「反日」に舵?」 「台湾の馬英九政権が終戦70年の今年を「抗日戦争勝利70周年」と位置付け、さまざまなイベントを打ち出している。当局は、中国に対抗し、「戦争を主導したのは中国共産党ではなく中華民国だったことを知らせるため」と説明しているが、馬総統自身の思い入れの強さもあり、波紋が広がっている。    国防部(国防省に相当)は7月4日、北部・新竹県の陸軍基地内で、記念の軍事パレードを行う。日中戦争の発端となった盧溝橋事件が発生した7月7日にはシンポジウム、旧日本軍の降伏式典が行われた10月25日の「台湾光復節」には記念大会など、16項目のイベントを企画。今月23日には「中央銀行」が記念のメダルの発行を発表した。    馬総統はこれまでも積極的にイベントに参加してきた。3日には米スタンフォード大主催のテレビ討論で、「中華民国は日本軍を中国大陸に貼り
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。