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younghopeさん のコメント

カナダの提案であったようであるが、サンフランシスコ講和条約の「領土問題の未解決を以て解決とする」戦略が、特に日本の針路方向付けに有効的に機能しているといえます。言葉を変えていえば、日本は、戦勝米国同盟国の戦略の中で動かざるを得ない、悪く言えば、戦勝国の網の目を通り抜けることができない宿命を負っているともいえる。

日本人は、宗教的根本の自己確立「真実の道」を求めるよりも、体制順応「現世利益を求める道」が常に勝っていることである.敗戦とか原発事故があると一時的には、戦争とか原発に対する反省が強くなるが、時間とともに、現世利益が優先し、当たり前のことが排除されるようになります。

先人たちが、中国の知恵ある人々と、せっかく「米国の罠」を突き破って、アジア共同体の構築を模索していたのに、未熟な民主党政権によって、「米国の罠」に再度堕ち込んだのは残念なことであった。民主党政権に託した我々の気持ちを裏切る汚点であり、民主党を支持しようとする人は、信頼性、知恵のなさでためらいが常に起きる、さりとて、自民党は明瞭であるが、国民主体の支持できる政策を取ろうとはしない。日本の自立には程遠い状況にあり、日本の限界を意識せざるを得ない。
No.1
111ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
尖閣諸島の問題で、一番わかりやすく、日本のとるべき立場を示しているのは、一九七九年五月三一日付の読売新聞社説であると思っている。タイトルは、「尖閣問題を紛争のタネにするな」であった。 ・尖閣諸島の領有権問題は、一九七二年の国交正常化のときも、昨年夏の日中平和友好条約の調印の際にも問題になったが、いわゆる「触れないでおこう」方式で処理されてきた。  つまり、日中双方とも領土主権を主張し、現実に論争が〝存在〟することを認めながら、 この問題を留保し、将来の解決を待つことで日中政府間の了解がついた。 ・それは共同声明や条約上の文書にはなっていないが、政府対政府のれっきとした〝約束ごと〟であることは間違いない。約束した以上は、これを順守するのが筋道である。 ・尖閣諸島問題に関しては慎重に対処し、決して紛争のタネにしてはならない。 そして、尖閣諸島問題で、日中間に「棚上げ」の合意があ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。